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あなたは自分で自分の望まない役柄を課していませんか?

みなさんは、どんな場面でも「NO」を言うことはできますか?

本来自分の担当範囲ではないのに、なぜか当然のように押し付けられて、やる羽目になってしまったり、

本当はやりたくないことなのに、なぜか引き受けてしまったり、

本当は関わりたくない人なのに、断りきれなかったりして、

「自分はいざというときに、相手にハッキリ物事が言えないんだろう?」と、

途方に暮れたりしてしまうこと、ありませんか?

あるいは、

「この環境」ならハッキリと物事を言うことができるのに、

「あの環境」だったり「あの人」がいると、なぜか萎縮してしまって、普段なら何気なく言えることさえも言えない…。

ということで、お困りの方も少なくないのではと思います。

今回は、無意識のうちに、自分で自分に課してしまっている「役柄」とは、いったいどのようなものなのかを確認する方法をお伝えします。


私達は「自分で割り当てた役柄」を知らないうちに演じている

いやいやいや!お遊戯会じゃないんだから、普段自分が役柄を演じているわけないよ! 

表題を見て、そう思われた方も、おそらくいらっしゃるのではないでしょうか。

私達は「その場」「その状況」「関わる人」によって「役柄」を変えています。

もちろん、意識的に替えることもあれば、自分の意志や意図に反して、無意識のうちに切り替わることもあります。

要は「ひとりの人物」に何人もの「役柄」が存在するということ。

例えば、

教師や講師などを職業とした、いわゆる「先生」と呼ばれる人たちは、

家に帰ってからも先生の姿ではないですよね。

普段は先生をしていても、恋人や配偶者の前では、時には甘えることもあると思うし、意見が対立したときには、つい喧嘩をしてしまうこともあると思います。

このように、365日年中無休で先生の姿でないわけです。

えっ、でも、先生って「役目」だよね?れっきとした職業なんだし…。

という声も聞こえてきそうですが、

私達は常に「キャラクター」をまとって人と接しているもの

と考えていただくことで、この先の話がとてもスムーズに理解しやすくなりますよ!


潜在意識で決めた役柄は、潜在意識を通じて相手に伝わっている

ここでもまた、「先生」を例にあげていきます。

先生たちは、先生という「肩書き」があるから、周りの人たちに「先生」と認識してもらうことができるし、

その人を「先生」と認識した大人たちがいるからこそ、幼稚園や小学校に入ったばかりの子どもたちにも「この人は先生だよ」と教えることができますよね。

では、「肩書き」のない「役柄」とは、いったい何なのか?

そう、これがまさに、私達が無意識のうちに自分で自分に課している「役柄」なんです!

無意識のうちに決めたということは、潜在意識にもともとある情報を駆使してつくられた「役柄」ということになります。

そして、私達というのは、相手と潜在意識を通じて、言葉を使わずに非言語で情報交換ができます。

※潜在意識についての記事はこちら ↓   ↓

以前記事でも書いたことがあるのですが、

自分のセルフイメージがネガティブなものであると、攻撃性のある人が自分に近寄ってきます…!

なぜかというと、自分の意識があるにせよ、無意識であるにせよ、攻撃性のある人(いわゆるパワハラ、モラハラをしてくる人)というのは、

潜在意識を通じて「自分の支配下における人」を探していて、支配下におけそうな人を見つけると喜んで近寄ってくるのです…。

イメージとしては、アニメ版のジャイアンがのび太を見つけて、ジャイアンが割ってしまった窓をのび太がやったかのように押し付けるシーンがわかりやすいかな、と思います(笑)

このように、私達は潜在意識下で非言語情報のやりとりができるため、

自分が自分で課した「役柄」によって、関わる人さえも変わってくる可能性があると、ここでは覚えておいてくださいね。


NOと言えなくなるのは自分で自分に課した「役柄」のしわざ

自分のやりたくないことであったり、自分の担当ではないのに、仕事をねじ込まれてしまったりすることは、

当然の如く、自分の意志に相反することですよね。

では、なぜ「NO」が言えなくなってしまうのか。

それは、ネガティブなセルフイメージを自分が選んでいるため、それと同時に「役柄」も相手の支配下に入り込むものを選んでいるからなんですね…!

つまり、無意識のうちに、自分の潜在意識が相手の潜在意識の下にすっぽりと入り込んでしまっているため、

潜在意識内で、自分と相手との間に「上下関係」が生まれてしまっているということ。

そして、私達は、潜在意識で認識していることをアウトプットすることで、現実を創り上げています。

したがって、

潜在意識内(無意識下)で「上下関係」ができてしまう=顕在意識で(意識的に)「NO」が言えなくなったり、恐縮してしまう=自分のやりたくないこと、担当外の仕事をねじ込まれてしまう現実ができる

というメカニズムが生まれてしまうのです…!


ネガティブなセルフイメージと自分が課す「役柄」は紐づいている

私達の特性として、

過去の情報から、似たような記憶を潜在意識が選んで引っ張り出してきた情報や、現状を過去の記憶と重ね合わせて予測した情報を、

潜在意識が認識する情報として採用させる癖を持っています。

これが、いわゆる思考癖であり、この思考癖が習慣化されている場合は「脳内習慣化」と筆者の記事では表現しています。

前回の記事でもお話しましたが、

私達は無意識のうちに、自分にとってネガティブな情報を選んでしまうことで、自分の望まない出来事を引き寄せ、嫌だと思うことが続いてしまうようになります。

↓     ↓  【前回の記事はこちらから】 ↓     ↓

例えば、日常で何か違和感を持ったり、苦痛やモヤモヤを感じる場面がある場合というのは、

自分が本当はやりたくないことを「やること」になってしまう「役柄」や「肩書き」を、無意識のうちに自分で選び、自分に課してしまっているサインなんです…!

自分の選ぶセルフイメージは、自分に課してしまう「役柄」に影響します。

つまり、自分が選んだり持ったりするセルフイメージは、自分が選んだり自分に課す「役柄」(いわゆるキャラクター)と紐づいているということ。

自分の持つセルフイメージは、自分に課す「役柄」と一対になっています。


無意識のうちに選択していた「役柄」に気づくポイント

無意識のうちに、自分で選び自分で課してしまう「役柄」は「潜在意識による無意識の選択」となります。

自分のやりたくないことをねじ込まれてしまったり、嫌だと思うことでも受け入れてしまったり、断れなかったり、

あるいは攻撃してくる人が自分の周りに集まってきて、

「NO」とはっきり言えなくなってしまうことが具現化してしまうのです。

では、自分の意志と相反する「やりたくない」ことをやることになってしまう「役柄」を、何の疑問もなく自然に選択してしまっていることを、どのように認識すればいいのか。

それは、私達が普段感じている「ネガティブ感情」が大きな肝となります。

例えば、嫌なことが続いてしまうとき、自分にとって苦手な人に囲まれた環境に身を置いているときというのは、

「自分はこういう運命なんだ…」と、

半ば諦めてしまったり、嫌なことが起こるのが当たり前となっているので、

「なぜ、自分はやりたくないことでも受け入れてしまうのか」という根幹の部分を見ようとしないんですね。

ですので、自分の感じる「ネガティブ感情」を掘り下げていくことがポイントであり重要です。


自分の望む「役柄」に選択し直す!

相手から「言えば何でもやってくれる、都合のいい人」という認識を持たれてしまった場合、

私達は必ずと言って良いほど「本当はやりたくないのに…なんで自分が」という嫌な気持ち(ネガティブ感情)が芽生えますよね。

この「本当はやりたくないのに…なんで自分が」という気持ちや脳内トークが非常に重要で、この気持ちや脳内トークが浮かび上がったタイミングで、

「本当はやりたくないのに、なぜ自分は相手から押し付けられる立場にいるのかな?」と、

ネガティブ感情の基になる気持ちや脳内トークを使って、自分に問いかけてあげる形で認識(意識化)してあげます。

ネガティブ感情を認識(意識化)してあげることで、自分が無意識のうちに課していた「役柄」に気づくことができるのと同時に、

自分の潜在意識が無意識のうちに選択し、自分に課してしまっている「役柄」自体を解除する権利を獲得することができます。

つまり、自分が選んで課してしまっている「役柄」を解除できるようになり、「自分の望んでいるなりたい自分の「役柄」」を改めて選択し直すことができるのです。

ちなみに、「自分の望んでいるなりたい自分の「役柄」」を改めて選択し直す作業というのは、

自分の持っているセルフイメージを選択し直すことにも繋がり、嫌なことが続くループから抜け出すきっかけにもなります。


私達は無意識のうちに望まない「役柄」を課してしまっていることがある

嫌なことであったり、自分の望まないやりとりが生じると「起きている現象」や「ネガティブな感情そのもの」にしか、多くの人は意識を向けません。

ですが、これってものすごーくもったいないことで、そもそも非言語でしか働けない潜在意識が「ネガティブ感情」という形をとって、

私達に「今、自分の望んでいない「役柄」や「セルフイメージ」を選択しているよ!」と、教えてくれています。

ひいては、「ネガティブ感情」という姿を利用して、潜在意識が「自分が望んでいるなりたい自分」のルートから外れていることを、私達に知らせてくれていることに気づかずに、

現状、選択してしまっては課してしまっている「役柄」のまま、他のアクションを起こしてしまうことは、

やや厳しい言葉になりますが、「自分の望まない出来事や望まない自分の在り方」をし続けることを許可していることになります。

「生きづらさ」から解放されることを願って日々頑張っているみなさんに、本当に覚えておいてほしいのですが、

「ネガティブ感情」こそ、自分の生活を豊かにするためにも、「なりたい自分の姿」を具現化させる最大のツールということです!!

「ネガティブ感情」を持つことに抵抗を感じたり、敵意識を感じる人の方が圧倒的に多いことかと思いますが、

無意識のうちに、自分が自分で課している「役柄」を見つけるためにも、

ぜひ「ネガティブ感情」と仲良くなることで、本来の「自分の望み」を再認識していただけたら幸いです。


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