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職場が上下である限り人災で人間が死に続ける1

前回まで、宮城県の石巻市立大川小学校の惨劇を軸に、震災時の人災で人間がまとめて死ぬことを述べました。

人災が混ざると、防災意識が全て無駄になって、人災も、人災でない人間も、まとめて死ぬということを述べました。

大川小学校の場合、愚かな教頭を怒鳴りつけて、愚かでない教員と児童で裏山に逃げる以外には、生き残る方法が一切ありませんでした。

我々は、この教訓から何を学ぶべきですか。

ブラック上司の殲滅

まず第一は、ブラック上司の殲滅です。
ブラック上司は、殲滅しなければ全滅です。

大川小学校の教頭のようなブラック上司がゴネると、防災に関する知識も経験も、何もかも無駄になって、全滅するのです。

心優しいこの私でさえが、皆殺しにしてでも殲滅しないといけない、と強く思うのは、大川小学校の教頭のような人災がいくらでもいるからです。
全滅するわけにはいかないのです。

ブラック上司文化の殲滅

とは言え、皆殺しにはできません。
犯罪であるからではありません。
人間の殺害訓練を受けていないからです。

普通の人間は、特殊訓練を受けなければ、人災であろうとも、心理的制御で人間を殺せません。
また、人間を殺した後にはPTSDがあります。
※私は人間を殺したことがないのですが、医学的に人間はそうなっています。

とは言え、人間を殺す以外の方法は、出来ることからコツコツとしていかなければなりません。
そうしなければいつでも全滅はあり得ます。

そこで私が提唱したいのが、ブラック上司文化の殲滅です。
ブラック上司文化の殲滅なら、私にもコツコツと出来そうです。

職場風土で人は死ぬ

ブラック上司文化のある職場風土では、嫌という程に、人間が簡単に死んでしまいます。

大川小学校の事例を見てください。
教頭は明らかにブラック上司です。

ブラック上司を黙らせる平の教員がいたら、全滅していたと思えますか。
もしゴネたのが教頭でなく、平の教員だったら、全滅していたと思えますか。

タラレバは嫌いですが、もしそうだったら。
全滅せずに済んだはずです。

職場風土が上下だから人間が死んだのです。
上の錯誤に下が追従するからそうなる。
上の錯誤に追従せずに、下が判断をする、こんなことでさえ難しい職場は、全滅なんです。

下の提案を却下した教頭は大問題です。
けれども、却下出来る職場風土も大問題です。
上下関係だから、全滅しなければならなかった。

職場が上下である限り人災で人間が死に続ける、これが現実なのです。嫌という程に。
何度でも、大川小学校を思い出してください。

特に、沿岸部にお住まいの読者の方は、何度でも何度でも思い出してください。
職場風土で人間は死ぬし、職場ごと全滅する。
これを忘れないでください。

次回も続きにしようと思います。

#もしもの備え

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