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新元号の思いを語ったのならば

令和。

「令」と言えば手書きした時の文字と印刷の文字の字形が違う事で有名(?)ですが、この字を使ってくるとは思いませんでした(元号では初めて使われる文字のようです)音の流れとかは綺麗で結構好きですけど、それにしても暦年と年度だったり西暦と元号だったり、そして今度は元号が変わる...いろいろ複雑ですね。

今日の街の様子などを見ていると何やかやいって盛り上がっている元号発表。これは平成というものが、特にここ最近閉塞感に包まれていた事の表れのような気がします。かつて災厄などにより改元したという事が多々ありましたが、何かを変えたい、リセットしたい、新しくなりたい、そんな気持ちが人々の心にあるからではないでしょうか。

どんなに元号を改めても様々な問題が山積しているのは変わりません。昨日や今日はニュースも新しい元号がらみで持ちきりですが、4月から値上げとなる食料品があったりして、こうしている間にも生活が脅かされていくわけです。もう少し経つと消費税の増税もあります。

談話で「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した」と述べたようですが、人々の生活を見ていない、もしくは見ないふりをしている、見る気もないというのをやめて、令和に込められた思いを口にするのならば、希望を持てる国となるように人々の生活をしっかりと見るべきだと思いました。

今は貧困や自殺、差別、ヘイトスピーチ、蔑ろにされる人権...多くの人が傷つけられ絶望する今の世の中を、少しずつでも変えなくてはいけません。

冷たい風がふきすさんで固く何の栄養もない土地で、芽を出す事もままならない状態なのに、どうやって花を咲かせる事ができるのでしょう。他人事ように話さず、人が人らしく生きられる社会を改めて考えて作っていくべきです。

再チャレンジ...すべての女性が輝く社会づくり...一億総活躍社会...人づくり革命...どういう思いで名付けたのでしょうか。

言った事をしっかりと守ったり人を大切にしたりという事さえもできない、新しい時代になってもたまり水のように腐っている人達がいるのならば、すぐにでも変わった方が良いのではないでしょうか。

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