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【美術展2024#14】岡田健太郎 重なる景体@平塚市美術館

会期:2023年12月5日(火)~2024年4月7日(日)

このたび平塚市美術館では、「岡田健太郎展-重なる景体」と題し、湘南を拠点として活躍する彫刻家・岡田健太郎の個展を開催いたします。タイトルに用いている「景体」という言葉は、“景色”と“形体”をかけあわせた作家の造語で、「彫刻は周囲の環境を活かすものでなければならない」という作家の考えにもとづくものです。

1977年に岡山県に生まれた岡田は、79年に横浜市・本牧へ移り住みます。2002年、武蔵野美術大学彫刻学科を卒業。近年は第28回UBEビエンナーレ(2019年)、第17回KAJIMA彫刻コンクール(2022年)に入賞し、いま注目される彫刻家のひとりです。

大学卒業後、岡田は御影石を使用し、棺をモチーフとする作品を制作していました。その後、より柔軟な素材を探すなかで、金属製の棒をペレット状に切断し、それらを五角形に溶接する方法を見出しました。多くの五角形が組み合わされてできたなだらかな輪郭線をもつ作品の形態は、作家が自然界から着想を得て作り出したものです。籠の網目のようにも見える五角形のスペースをとおして、周囲の空間と調和した作品を見るとき、私たちは作品と空間の境界があいまいになるような感覚を覚えます。

本展では、湘南の陽光がふりそそぐテーマホールの大きな空間を舞台として新作2点を含む16点の作品から、活躍著しい作家の歩みをふりかえります。

平塚市美術館
作家からのメッセージ


ホルモン焼きのハチノスみたいな作品群。
彩度はそれほど高くないのだが色の組み合わせと素材感でネオンカラーのようにとても鮮やかに見える。
アナログな作品なのにデジタル感も兼ね備えた雰囲気なのが面白い。

今回の展示のために400m分の鉄の棒をパチパチ切って溶接したとのこと。
大変だなあ。

子供を連れて行ったのだが「○○に見える」とか「これは△△かな」とかいろいろ想像力を膨らませながら楽しめた様子。

最近わりと重めな現代美術系の鑑賞が続いていたので久々にリラックスして作品に向き合うことができた。

この習作の小さいやつ欲しいと思った。
こういうのミュージアムショップで売ってくれないかな。
制作資金調達にもなると思うのだがいかがだろうか。
(前にも違う美術展で同じようなこと言ったな)

平塚市美術館はとても豪華できれいな建物だ。
これくらいの規模の市でこれほど立派な市立美術館はなかなか無いのでは。

平塚市美術館のエントランスには三沢厚彦の2体の巨大ユニコーンがそびえ立つ。
三沢氏の彫刻は木の素材感と顔の表情が心地よい。
昨年の千葉市美術館での個展も良かった。
我が家にもいつの間にか三沢氏のフィギュアが増殖中。
海洋堂の限定物でフィギュアなのに結構いいお値段するのだが収集癖は抑えられず…。



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