見出し画像

我が家のサンタ🎅🏻

子供の頃、サンタさんを待つこの時期は街がキラキラピカピカして、クリスマスの音楽もいろんなところから聞こえてきて私は大好きだった。

小学校5年生の頃だったと思う、唐突にサンタがいないことを告げられた。

それは今でも忘れはしないクリスマス間近の祖母の家でのこと。私の母と叔母と祖母が話してるのを寝転がりながら聞いていた。するとサンタの話になり、叔母が「サンタはいいひんもんなぁ!」と言うのである。衝撃だった。聞いてなかったことにしたかった。

が、そうもいかず。
「え?あんたまだ信じてたんかいな」と言われて半泣きになりながら、それはもちろんサンタはいないだろうなと薄々わかってはいたけれど、何の前触れもなく、しかも今年もきてくれるであろうと期待していた時期に言われて、一生思い出せるほどインパクトのある暴露となってしまった。

いい子にしてないとサンタは来ない?

我が家ではその説は却下している。
サンタは必ず来る。
ただやはり親としてはサンタパワーで言うこと聞いてくれよと思ってしまう時もあるのだが、サンタを使って言うことをきかせると言うのは何だかせこい気がしてしたくない。

だからたとえば体調が悪いのに夜更かししようとしていたら「サンタさん体調悪かったら心配しちゃうんじゃない?早く風邪治して元気になってサンタに来てもらおうよ!」などと言ったりしている。

プレゼントはどこまで許容するか?

実は私の両親はサンタに願ったプレゼントを一度も届けてくれたことはなかった。
これは姉に聞いてもそうだったと言うので間違いない。
いつも頼んでもない絵本や知育玩具だったのだ。

何でサンタはお願いしても違うものばかりなのだろうかと少しガッカリしていた。

今はまだ幼い我が子、プレゼントも金額はそんなに高くないが、これから先どこまでを良しとするかは問題だ。
今年は娘に「ツリーのオーナメントセットを3つ欲しい!」と言われている。予算的に3つ買ってもOKなのだがそれを今年やってしまうと来年からいくつでももらえると思ってしまいそうで「サンタさんは世界中にプレゼント届けに行くから、1人に3つも持てないと思うなー!」と言っておいた。不服そうだが仕方ない。
ただ、もう一つぐらいあげてもいいかなぁと思っていたので「サンタさんから頼まれてね、もう一つはお父さんとお母さんからプレゼントだよ」と渡すつもりだ。

弟が生まれてから娘とじっくり話す時間も取れにくくなって、色々お姉ちゃんは大変だろうなと言う労いも込めて。

両親とサンタの関係性

これは各家庭でかなり違うだろうなと思うところだが、我が家ではプレゼントは両親からサンタに伝えることになっている。
そうしないと後々プレゼントを教えてくれない可能性があると思っているからだ。
もう少し物事がわかる歳になったら、サンタには手紙を書いてることにして早めにプレゼントを聞き出さのが良さそうだ。

サンタの正体を明かす時がきたら

これは自分がやられてひどくショックを受けただけにかなり慎重に進めたい。
私の思う最善は、サンタはいないのではなく「サンタはお父さんとお母さんだったんだよ」と言う伝え方だ。
結果は同じなのだが、いないのといるのとでは印象がだいぶ違うだろうと思ったからである。

各家庭によってサンタの設定は色々あるだろう。
子供同士が話し合って「え!そんなサンタいるの?!」などいろいろ思うことが出てくるだろうとも思うが、今のところ我が家ではこれで決まっている。

どうか今年のクリスマスも娘と息子の喜ぶ顔が見られるように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?