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言葉の使い方で相性をみる


見方によっては惚気ととられてしまうかもしれないが、
夫がよくする相づちの中で「もちろん!」がある。


この言葉、夫と付き合って初めて言われたとき、大げさでなく
「もちろん…とな…」と結構な衝撃を受けた。


たしか最初のそれは、一緒に中国茶の専門店に行ったときのこと。

いろいろ味見させてもらって
ちょっと買って帰ろうか、となった時に
あまりに種類があるので迷ってしまって

「これと…これも美味しかったなあ。買いすぎかな?どっちも買っちゃっていいかな?」

とふと彼に言った時に「もちろん!」と言って
選択を肯定してくれた。



なんか「もちろん」なんて言われたのが久しぶりすぎて

「なんかいいな…『もちろん』ってなんかいいな…」と心の中でごにょごにょし、

でも、なんで「もちろん」のワードが嬉しかったのか言語化できなかったので

心の中で「なんか嬉しかった言葉」としてラベルをはって閉まっておくことにした。


しかし、である。

夫はこの「もちろん!」を結構言うタイプだとその後知ることになる。


だいたい迷って、どっちもにしよう!とか、
わたしはこっちにしよう!となったとき


夫(当時は彼氏)は「それがいいんじゃない?」とか、「いいと思うよ」ではなく

「もちろん!」

そうやって肯定して、時に背中を押してくれた。(それぞれささいなことばかりだけど)


また、「これにするね!」とわたしが何かを決断し、それに夫も同意したときは「もちろん!」と太鼓判を押すこともあった。


なんでしょうね、この「もちろん!」の
あなたの決断に100%賛同します感。

あなたの決断「あってるよ~!」と背中を押してくれる感。


なんか嬉しい。でも何気ない言葉だし、わたしのように刺さる人は少ないだろうなぁと思うものの、

でもその、わたしと同じ感性の人に刺さればいいなと思い、使える時はわたしも「もちろん!」を使うようになった。


意外に汎用性あって、
何か仕事を打診された時とかにも「もちろんです!」と引き受けたりとかもしてます。

ずーっと後になって、夫に
「もちろん!」っていわれて嬉しかったことを夫に言ったことがあったけど、
当人は何が嬉しいんだ?という感じでした笑

味覚が合っている方がうまくいく、なんて言葉もあるけど

言葉遣いとか、言葉のチョイスとかも一つの指標かなって思う


「もちろん」なんて丁寧語でもないし、別に綺麗な日本語使う人とかじゃなくて(綺麗な日本語には憧れる)ただのありふれた言葉。

でも、その言葉を使う空気感とか、なんかそういうの含めてなんかいいな、となれば

それは一つの相性なのだと思うのです。

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