窪田芽生(Mei Kubota)

国際協力の道(貧困削減)を模索中🌱 JOCVコミュニティ開発🇺🇬 | メーカー営業→IC…

窪田芽生(Mei Kubota)

国際協力の道(貧困削減)を模索中🌱 JOCVコミュニティ開発🇺🇬 | メーカー営業→ICT教育海外事業 | 准認定ファンドレイザー | 趣味はアウトドア全般。野球やってました。| 人生のモットーは”impossibleからi’m possibleへ”

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  • 海外協力隊note

    • 1,895本

    JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。

最近の記事

「おかえり」って、あったかい。

わたしはいつも、作業着に長靴、ヘルメットというスタイルで、自分の桑を自転車の後ろに括り付け、週2回、9km先の村までチャリで爆走している。 今のところ、同じようなムズング(外国人)は、自分以外に見たことない。(笑) こんなことを半年以上も続けたら、現地の人も、この変人ムズングに慣れたのだろう。 最初は「チャイナ!」「チンチョン!」と揶揄されることも多かったが、 最近はみんな口を揃えてこう言う、「Kulikayo! (おかえり!)」と。 9km先の村の道中では、そのへんに通り

    • 非日常が日常になった日

      ウガンダに来て8か月。 世間ではもう年度末、ウガンダでは雨期に入る頃。 でも雨はいったいどこへやら、季節外れの猛暑日が最近続いている。 自分が赴任してからディレクター陣を除くすべての人が辞め、ここ数か月間、誰も来ずに閉まっていたオフィスは、3月になってようやく"時々"開くようになった。 8か月目にして、ようやく初めてとなる「同僚」と呼べる人が来てくれたおかげで、 久しぶりに「協働する(誰かと一緒に働く)」という感覚を取り戻した気がする。 1人でいることが多かったからか、協力

      • 「援助じゃアフリカは発展しない」は本当だと思った話。

        昔読んだ本に「援助じゃアフリカは発展しない」という本がありました。 あまりに「援助」について批判的な視座で書き続けられているので、途上国支援を仕事にしたかった当時若干20歳の自分には、ショックで記憶残っていた一冊。今読んでも、表現が多少過激だと思う節があると思いますが、実際に自分が今アフリカ、ウガンダという国に数か月住んでみて。 だんだんと、この言葉は本当だと感じるようになりました。 「何をくれるの?」は挨拶レベル ウガンダでは、1980年代から約20年間に渡り、政府軍と

        • やっぱり人は一人じゃ生きていけないんだと思った話。

          Gyebaleko!(ジェバレコ!) ウガンダからこんにちは。 早いもので(?)ウガンダに来てもうすぐで4か月が経とうとしています。 日本も秋口でしょうか。月見バーガーが恋しい季節ですね。(ウガンダにはマックがありません) 実は10月末くらいから、少しばかり心を病んでしまい、先週しばし首都で休んでいました。 別に何か特別大きなこと起きたわけではありません。 ただ、(こんなこと書いていいのか分かりませんが)配属先から毎日のように「資金を持ってこい」と要求されたこと、ドライバー

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          最近葛藤していること

          Gyebaleko! (ジェバレコ!)ウガンダからこんにちは! 最近、もやもやすることがあるので、今回は自分の整理も兼ねて書いています。自分の頭の中を羅列しただけなので、つたない文章、ご容赦ください(笑) ウガンダのコミュニティに入って活動をしていると、色んな人に出会います。 活動支援先の農家グループでよく聞く話。 「土地がない、労働力が足りない、農機具がない、(仲買人に作物を運ぶまでの)交通手段がない、売り先のマーケットがない。助けてほしい。」 JICA海外協力隊は技術

          最近葛藤していること

          JICA海外協力隊員のつぶやきーウガンダ生活編

          Gyebaleko(ジェバレコ)! ウガンダからこんにちは! 早いもので任地ルウェロ県に来てから1か月半が経過しました。 少しづつ生活にも慣れてきたので、任地での暮らしついて綴ってみたいと思います。 任地ルウェロ県について 私は現在、首都カンパラから乗り合いバス(マタツ)で約2時間ほど離れた、ルウェロ県ルウェロという場所に住んでいます。中でも、私は県の中心部ルウェロタウンからは約3キロほど離れた、Mabaleという村の中に住んでいます。首都にあるような大きなスーパーはも

          JICA海外協力隊員のつぶやきーウガンダ生活編

          JICA海外協力隊員のつぶやきーウガンダの農村から

          Gyebaleko(ジェバレコ)!ウガンダからこんにちは! しばらくnoteを更新していませんでしたが、昨年JICA海外協力隊の合格を頂き、現在2023年度1次隊、コミュニティ開発隊員としてウガンダに派遣されています。 今日はウガンダに来てちょうど1か月、そして首都研修を終え、任地であるルウェロ県に赴任した節目なので、久しぶりにnoteを更新してみようと思います。 アフリカという未知の世界 大学生の頃から、何となくアフリカへの憧れがありました。自分が目指していた国際協力業界

          JICA海外協力隊員のつぶやきーウガンダの農村から

          中村哲医師ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』を観て

          2019年12月、長年アフガニスタンで「医療活動」に尽力された中村哲医師が何者かの凶弾に襲われ殉死された、という衝撃のニュースから3年余り。先日、東中野の映画館で故人のドキュメンタリー映画がアンコール公演されるということで、早速観に行ってきた。 前に公演されていたのを知りつつも、仕事が多忙を極めていた時期で、あえなくタイミングを逃して観れなかった一作。(アンコール公演とは有難い!)国際協力に携わる者として深く考えさせられるシーンが多く、自戒も含めて今回の映画レビューとしたい

          中村哲医師ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』を観て

          1年を振り返って-Good bye 2022, Hello 2023-

          思えばあっという間に2022年最後の夜。そして例によりブログの更新は半年以上空き、あと数時間で1年が終わろうとしている。こんなときに滑り込みで今年1年を振り返ろうとしている、相変わらずルーズな筆者です。(お許しください笑) 今年は何から振り返ればよいのだろう、というくらい、色々あったんですが、一言でいえば「苦悩」の1年でした。 【2022年の出来事】 1月 無職になる。山陰地方を一人旅する。 2月 転職先で新しい仕事が始まる 3月 病む 4月 病む 5月 TOEIC受験

          1年を振り返って-Good bye 2022, Hello 2023-

          「国際協力とは何か?」を考える

          お久しぶりです!! 最近、週末はプロボノで関わっているNPOの活動で、物販やサポーターイベントに参加したり、小学生に英語の学習支援をしたり、東京援農隊に登録して農業をしていたり・・と何かとせわしなく、相変わらず自由に生きている筆者です。やっぱり土日は2日じゃ足りん!!! 実は2月から新しく勤め始めた仕事なんですが、色々あって4月に辞め「かけ」、ご縁のあったウガンダの農村で働き「かけ」ました(笑) 現職は教育の民間企業ですが、JICAの民間連携事業や文科省のEdu-Port

          「国際協力とは何か?」を考える

          山陰地方横断記(山口県萩市との出会い)

          会社を退職してからというもの、実はずっと悶々としている日々が続いていました。就職先が決まっているのは有難い話なのですが、退職当時は自分探しという意味も込めて海外渡航を決めていたので、就職によりそれが叶わなかったのは、自分にとって不完全燃焼な気持ちでした。(自分で決めたことなんですけどね。) そこで、いてもたってもいられなくなった私は、国内一人旅に出ることにしました。最初は沖縄~!と思ってましたが、オミクロン拡大やトンガ噴火で津波警報が発令されたため取りやめ、なぜか「山陰地方

          山陰地方横断記(山口県萩市との出会い)

          やりたいことがない問題について考える

          会社を辞めて、兼ねてからやりたかった道に進みます、と話すと周囲の友人から、「へー!やりたいことがちゃんとあって、それを行動に移すなんてすごい!」とよく言われます。 激励の言葉はとても嬉しいのですが、私にはこの “すごい”という意味が分からなくて、例えるならば「ラーメンが食べたかったから食べた!」に対して “すごい”と言われているような感覚です。私からしたら、ラーメンを食べたいのに、食べないままじっと我慢出来るほうが、ずっと"すごい"と思うんです。(犬だったら「待て」が出来な

          やりたいことがない問題について考える

          人生の分岐点

          記念すべき!初めてのnote、というか初めてのブログ!(笑) 会社を退職し時間ができた今、これまでの思いを振り返ったり、新しい発見が出てきたりして、なんか言語化して残したいなと思い、えいやーと勢いで始めてみました、どうか温かい目でお守りください(笑) 先月の半ば、約3年弱勤めた会社を退職しました。理由は2つ。 ①学生時代から抱いていた「国際協力の道」にそろそろキャリアチェンジしたかったから。 ②前職の仕事にモチベーションが保てなくなったから。(多分①に関連する) 本