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小さかった私へ③ 幼少期編

幼稚園の頃の自分にとって、強烈だった出来事があります。


年長組の頃、運動会に向けての練習。

おばちゃん先生2人は、私たちの演技の内容に納得してないためか、すごくイライラして怒りをあらわにしていた。


何回も何回も練習させられた。


まだまだ練習が続く中、私は帰らなくてはならなかった。


帰らないといけない理由があいまいにしか覚えてないけど、確か、私が通っていた幼稚園では、午後は学童クラブもあったらしくて、ほとんどの子達は学童に通っていて、私は午前のみで、学童には行っていなかった。

練習途中で帰らないといけないのは、仕方がないと思う。

だから、私は「帰ります」と先生に伝えた。
だけど、おばちゃん先生の腹の虫はおさまらなかったようで、
何言われたかよく覚えてないけど

「じゃあ帰れ!」
「ちゃんと練習出来てないのに!」

みたいな事を大声で怒鳴ってきた。


今思えば、あれって絶対八つ当たりに近いだろーって思える。

先生の都合でイライラしてるのを、子どもに向けるとか、あまりにも理不尽じゃないか?


私悪くないよ。
これでも一生懸命踊ったんだよ?

いーっぱい練習してヘトヘトだよ?
帰らないといけないのに、なんで叱られるの?
なんで私のせいみたいなの?


大声で怒鳴られて、すごくビックリしたから、言われた内容をすぐにはよく理解出来なかった。

ただ、ただ、このおばちゃん先生達が怖かった。

泣きそうになったのをぐっと我慢した。泣く事が出来ないほど、めちゃくちゃビビった気がする。

今では有り得ない気もするけど、この日、確かお昼ごはん抜きでずっと練習してた。みんなも、おそらくそうだったはず。

お腹すいたし、怖かったし、疲れたし、自分のお部屋のロッカーに座り込んで、自分のカバンを取って帰ろうとした。


そんな時、ふと、お母さんが作ってくれたお弁当見た。

目が涙でいっぱいになった。
あー、お母さん…
お母さんにものすごく会いたい。
すごく恋しくなった。
甘えたくなった。


担任の先生は、私の存在に気づいて優しく声をかけてきてくれた。
それがきっかけで、涙腺崩壊。
私は緊張の糸がとけたのか、堪えきれずに思いっきり泣いた。


…この出来事を思い出すと、大人になった今でも、泣きたくなってしまう。

ほんと怖かったんだよね。
あれは堪えたなぁって_( _´ω`)_


みんなの前で怒鳴られる悔しさ。

頑張ってるのに褒めてもらえない。

みんなの前で恥をかかされたような気持ち。

納得してないのに、私は反抗も何も出来なかった。

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