凍った心

私はどれだけさみしかったのだろうか
そんな疑問すら浮かばなかった
いつからさみしさを
感じなくなったのだろうか
計り知れないさみしさに
心は凍ってしまったのだろう
凍ったままの心で
動き続けた全ては
流れ去るように記憶から消えてた
生きてきたことなど
無かったかのように
綺麗に切り抜かれた空白が
残っている
凍った心はなんの前ぶれもなく
突然溶けだす
溶けて流れた哀しみだけが
私の目からこぼれ落ちる
タスケテクダサイ
終わりにしたいと
悲鳴に似た心の叫びに
現実は沈み意識はさかのぼる
あんなに小さな手で
愛のかわりになるものを探し
孤独という名も知らない世界を
見てきたのだとしたら
もう私の意思ではどうにもならない
もうどうすることもできない
初めからこの涙に終わりなどない
突然の慟哭は一生なくならない

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