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【お風呂】最強のストレス対策になるお風呂の入り方五か条

今年の冬は本気で寒い。身体の芯から冷えているような感じで、これまでになくお風呂に入るようになった。

ADHD傾向なんだろうけど、お風呂が嫌い(黙って入っているのが苦痛)で、年に数えるほどしか湯船に入らない生活が長かった(参考:ADHDのライフハック極まれり【書評】発達障害サバイバルガイド「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 借金玉

しかし、今年の冬は週3ペースでお風呂に入っている。これまでの人生で欠けていたのは「お風呂」の習慣だったのではないかと本気で思っている。ということでお風呂の入り方の本を買ってみた。以下の本を参照しながら、ストレスに効くお風呂の入り方をまとめてみた。

参考:最高の入浴法~お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案(早坂信哉)

お風呂がストレス解消になる理由

ある調査では、毎日お風呂に入る人の「幸福度」は、そうでない人より10%程度高いらしい。お風呂を上手に使うと、毎日ストレスをリセットできるようになるようだ。

お風呂がストレスに効く理由がいくつかある。

血液循環をよくする

お風呂で身体が温まると血管が広がり、心臓の動きが良くなり、身体中に血液が行き巡る。血流がよくなると、全身の細胞には必要な栄養が行き届き、疲労物質や老廃物などが回収される。

「疲れている」っていうのは、つまり、身体に疲労物質が溜まってしまっているということだ。血流を良くする効果は侮れない。毎日、疲労物質がリセットされて、朝を迎えられたらストレスフリーの人生を送れそうだ。

筋肉の緊張がとれる

お風呂にしっかり入ると「浮力作用」が働く。水中では重さは10分の1程度になるのだという。私は65キロくらいなので、水中では6.5キロくらいになる。毎日、意識せずとも重力と抗っている身体は水中で解き放たれる。お風呂で「フ~っ」とため息が出るのは、関節や筋肉が楽になるからなのだ。

自律神経の切り替えができる

普段の生活では「交感神経」が緊張しがちだ。ストレスがかかると、交感神経がいつでも行動できるように、血圧や血糖値を上げて「臨戦態勢」を作ってくれる。本当に戦わなければならない場合は助かる機能だが、24時間、交感神経が働いていると、どこかで限界に達し燃え尽きてしまう。

緊張を司る交感神経と、リラックスを司る副交感神経をうまく切り替えられるかが、長引くストレスに対処できるかどうかの分かれ目だ。オンとオフを上手に分けられる人はストレスに負けない。その一方で、自律神経失調気味になってしまう人は、交感神経のスイッチをオン/オフするのが苦手な人だ。

私も、スイッチのオンオフが極度に苦手なタイプだ。そこで、お風呂の習慣が役に立つと気づいた。40℃くらいのお湯に10分~20分、ゆっくりつかると、自然に自律神経のスイッチが副交感神経に切り替わるのだ。お湯に入った時の深いため息「フ~ッ」という感覚がスイッチになる。

ストレス対策としてのお風呂の入り方五か条

お風呂研究の専門医が指導するお風呂の入り方は非常にシンプルだ。早坂氏は「健康手抜き風呂」と呼んでいる方法だ。お風呂が面倒な私でもできる!

1:40℃のお湯につかる

お風呂の温度は、少しぬるめの40℃が良いという。HSP(ヒートショックプロテイン)の効果を見込んで42℃前後のお湯にこだわると、年齢が高い人にはリスクがあるし、身体にストレスも加わる。それより、ストレス対策なら、ぬるめのお湯につかるほうが良いらしい。

2:全身お湯につかる

半身浴ではなく、全身湯船につかることが大事。全身つかることで、浮力効果も得られ、血液循環もよくなる。長い時間、半身浴して身体を温めるより、短時間でもしっかり全身がお湯につかるほうが大事だというのを覚えておきたい。

3:10分~15分入るのが良い

長時間お風呂に入る必要はない。身体が温まり、自律神経のスイッチが切り替わる効果を達成できれば、10分~15分で十分だ。

私が、お風呂があまり好きではない理由の一つは、長く入らなければならない(という固定概念)からだった。せっかくお湯を入れたし、たまにしか入らないからと、我慢?して入っているうちに、のぼせてしまうことが多かった。そんな必要はなかったのだ。

短い時間でも定期的にお風呂に入るほうが効果的なのだ(早坂氏は毎日入ることを勧めている)

4:入浴剤でリラックス効果が高まる

一番風呂は塩素の刺激があってお湯が硬い。ちょっと汚い話だけど、二番風呂には前の人の汚れが浮いている分、お湯の刺激がまろやかになってリラックスできるんだそうだ。でも、一人暮らしの人などは入浴剤を使うことで、まろやかなお湯でリラックスできる。

私がイチ押しなのは、お風呂に入りつつマグネシウムをしっかり吸収できる「エプシムソルト」だ。お値段以上の価値があると思う。

5:お風呂から上がったらしっかり保温

せっかく身体を温めたので、お風呂上りは熱くても半裸でブラブラしないこと。すぐに体温は下がってしまうから。湯上りは、温かい格好で体温をしっかり維持しよう。やがて、1時間半頃には、黙っていてもグッと体温が下がるので、そのタイミングで寝ると気持ちよく眠れるのだ。

まとめ

・現代人のストレス解消には、ぬるめのお風呂にじっくり入るのが一番だ。

・お風呂がストレス解消になる理由は、血液循環が良くなり疲労物質が流されること、水の浮力効果で筋肉の緊張がゆるむこと、自律神経のスイッチが切り替わり副交感神経が働くようになることがある。

・ストレスに効くお風呂の入り方はシンプルだ。40℃くらいのぬるめのお湯に、10分~15分全身つかるようにすること。できれば毎日の入浴がおすすめ。

これまでのメンタルの脆弱さは、お風呂でしっかり温まっていなかったことも一つの原因になっているように思う。とにかくオン・オフを分けるのが苦手で、気づくと、朝から晩まで働いていることが多く、発熱して倒れるまで休むことができなかった。

毎日、お風呂で強制的に?リセットすることが大切だったのだ。自律神経のスイッチになっているとは気づかなかった。ほんと20年前に戻って自分を湯船に沈めてやりたい。この本の著者も、まったく同じことを書いていた→参考:【感想】体を温めると髪が生えた!温活育毛本: 理髪師・育毛ブロガーが辿り着いた育毛術(亀井 貴史)

早坂氏の勧める入浴方法は基本的に非常にシンプルなので、最新刊を買わなくても、だいたい同じことが書いてある。でも気になった人には、この本が最新刊なのでおすすめだ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq