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自分が尊敬できる人間になる

自尊心とは

自尊心とは、自分の人格を尊いと思う心であるとされています。検索すると、様々なことが書いてあるのですが、簡単に言うと自分自身を大切にする気持ちであるとも言えます。

自尊心が低くなるのは

自分を大切に思えないときって、どういう時なのかを想像してみたんです。そしたら、人に言ってはいけない言葉を言ってしまったとき。自分の身勝手な行動で誰かを傷つけてしまったとき。思い描いる自分と、あまりにかけ離れた行動をしてしまった時など、いくつか挙げることが出来ました。

そのどれもが、自分に対して信頼を失ったときに、自尊心が低くなってしまうというものでした。そのことを学んだ時に、信頼できる人であり、尊敬できる人って、どんな人なのかと疑問におもったのでした。あれこれ考えてみると、ふとある方のことを思い出したのでした。

沖縄料理と屋台の大将

僕には、どうしても叶えたかった夢を持っていました。立派な料理人になることでした。その中でたくさんの人に出会うことが出来ました。その中で憧れ尊敬出来る人にも、出会うことができました。

その中のひとりに、お世話になった屋台の大将がいます。屋台で働いたのは10ヶ月くらいです。とても、人懐っこい性格の方で誰とでも仲良くなれます。ですが、決して料理が上手な訳でもないし、人よりも作業が早い訳でもありません。そして、本当にお酒が大好きで、飲み過ぎて、人に迷惑をかけることもよくありました。決して、完璧な人間ではありませんでした。

なのにどうして僕がその方に憧れて尊敬でできるのかというと、生き様が恰好良いのです。

大将は、沖縄出身の方で、地元沖縄を何よりも愛しておられました。聞いた話によれば、若い時に沖縄の居酒屋で働いて、料理を学んだそうです。こんなにも美味しい地元沖縄料理を、もっとたくさんの人にも知ってほしいと思ったらしく、その思いひとつで福岡にやってきたそうです。

福岡にやってきて、色々やってみたそうですが、なかなか上手くはいかなかったそうです。そんな時に、ひょんなことに福岡の屋台に行かれたそうです。当時は本当に人で溢れていて、活気で満ちていたそうです。持ち前の人懐っこさで、そこの大将と打ち解けて話ていくうちに、「これだ!」って思ったそうです。

それは、沖縄料理の屋台を福岡に出せばいい。これだけ人の集まる場所であり、この活気があれば、繫盛させ、広めることが出来ると感じられたそうです。

しかし、なかなか屋台を持つことは出来なかったそうです。営業許可をもらうのにも一苦労されたそうです。やっとの思い出屋台を出せても、なかなか軌道に乗せるまでに、大変な苦労があったそうです。

屋台で、沖縄料理だけでは、上手くいかないと感じたら、屋台にはラーメンが必要不可欠だと知れば、有名なラーメン屋さんの弟子になって修行されたりだとか、おでんもあった方が、お客様が喜ぶとしれば、学ぶためにお店を幾つもまわり研究に研究を重ねたそうでした。

こんなエピソードがありました。当時、まだ右も左も分からない僕は駆け出しでした。多少は料理の道に進もうとして経験したくらい。大将からしたら、一回りも二回りも、歳が離れているのです。それなのに、僕がこうしたら、料理がおいしくなると生意気にも意見を言ったら、なになに、もっと詳しく教えてくれと頼みこんでくるのです。

どこまでも、自分の成長に対して意欲的だったと、今、思い出しても感心することが出来ました。

それに、どんなことがあっても、持ち前の明るさで、諦めることなく懸命に立ち向かっていくのでした。決して器用ではなくても、思いに真っ直ぐな人なのです。

そんな大将には、たくさんの後輩たちが集まり、福岡にも沖縄料理のお店が広がっていったそうです。

僕は、本当に大将の下で働けたことを誇りに思っています。

自分を尊敬できるようになるために

つい先日、ふと僕は自分に問うことができました。

屋台の大将のように、自分の成長に意欲的になれているのかって。夢を叶えるために、何よりも成長したいと願い、学びに意欲的になれているのかって。しかし、今の僕自身は、忙しいとか無理な状況だとか言い訳しては、出来ていない部分が多すぎるように感じました。

憧れていた大将は、どこまでも成長したいと行動していた。その姿勢に僕は憧れ尊敬したのです。

だったら、僕だって目指せばいい。僕も大将の生き様を見習えばいい。大将のような明るさや人懐っこさは持っていなくても、迷ったっていい、不器用だっていいじゃないか、だって、心意気は見習うことが出来るのではないかって。

そう思うだけで、自分の中の誇りを感じることが出来たのです。

自分が尊敬できる人間になれば、自分を誰よりも信頼できるし大切に思えるものだということを、素敵な思い出から、学ぶことが出来ました。

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