言語化する力を身に付ける
目標が達成出来ない理由、悩みから抜け出せない理由
今の自分にとって、どんな課題が迫っているのか。今の自分に何が足りなくて、何が必要なことなのかを気付くことは、人生において非常に重要なものになっているのだと僕は考えています。
目標を達成していくにしても、まず何処を目指していくものなのか、自分は現在どの場所に立っているのかが、分かっていないと目指すことは出来ないものです。考えてみて下さい。目的地の場所が分かっていなければ、辿り着けるはずはありません。それに、自分が今どの場所にいるかが分かっていなければ、いくら目的地が分かっていたとしても、どう進むべきなのか見当もつきません。ですので、辿り着くことは出来ないはずです。
同じように、悩みから抜け出すにしても、自分が何に悩んでいるかが分かっていないと抜け出すことが出来ないし、今の自分に置かれている状況が分かっていないと出来るものではありません。
ですが、時として多くの人はそれらが分からないまま、目標に向かおうとしたり、悩みを解決しようとしてしまいます。
僕自身も、これまで何度となく自分を変えていきたいと思ったし、何度となく心に誓いました。ですが、いくら勇気を出してみても、いくら踏み出してみても変わることの出来なかったのは、僕自身がどう変わりたいのか明確にしていなかったからです。
会社の社長になって成功すると宣言しても、どんな会社でどういう仕事をして、どういった方法で売り上げをあげていく計画のようなものがないと、なれるものではありません。例え、なれたとしても、上手くいくものとは思えません。
言語化することで見えてくる
こうしたことをはっきりと明確にさせていくにあたって、大切なのは言語化することです。
自分のことを思い返して頂きたいのですが、自分の気持ちも、凄くモヤモヤしていた気持ちが、悲しみの言葉を思い浮かべることで悲しんでいることが分かるし、怒りの言葉に思い浮かべることで、はじめて自分が怒っていることに気が付くことが出来るのです。
目標にしても悩みにしても、どんな課題が潜んでいるのか言語化することが、非常に大事であるのだということです。
そして、今の状況をより自分に確認させていくこと、自分がどうなりたいのかという目標、自分自身が何にくるしんでいるのか、何が嫌だと感じているのかを、はっきりとさせていくには、具体的に言語化していくことで見えてくるのです。
これは自分自身を整理するのに、お勧めのワークなのですが、紙に書きだして見るのです。自分の好きなこと嫌いなこと。されて嫌なこと、嬉しかったこと、怒っていることくじけそうなこと、諦めたこと、こうしたいと思っていること。
僕自身も経験しました。このワークに初めて取り掛かったとき、ほとんど何も書けませんでした。ですが、根気よく考えて書きていくうちに、自分の気持ちを知れてすっきりとしていったし嬉しくもありました。自分のことを深く知れたことで、自分を大切に思う気持ちまで生まれてきたのでした。
言語化する力を身に付けていくために
自分の気持ちを言葉に出来ないとか、自分の悩みが何か分からずにモヤモヤしたものを言葉に出来ないとか、自分が向かうべき目標が具体的にできないということは、自分の中で、知識や経験が足りないということが言えます。
知識があれば言葉にすることが出来るのです。経験するから、より明確に言葉にすることが出来るというものなのです。
人に裏切られた時に、怒りの感情は想像することが出来るけれど、自分が経験したからこそ、その奥にある寂しさや悲しみが分かる感情があります。同じように、その場所に行ってみたから分かることが沢山あるものです。
もちろん、読書をしてあらゆる言葉の深さを学んでいくことも大事なのかもしれません。ですが、何よりも知識と経験するもので身に付けていけるものだと僕は考えています。
ですので、どれだけ自分自身が自分の気持ちを知ろうとしているのか。どれだけ目標や悩みに対して、冷静になって、明確さをもとめるのか。全ては自分の言語化に対しての意識を持っているのかどうかだということです。
それは、言葉の力を信じるから意識出来るし、言葉の力を信じるからこそ、言葉で自分を導けるものだと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー
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