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病人でも、無事に妊婦になれるのか?

タイトル通りの疑問です。
病人でも、女性ならば誰でも無事に妊婦になれるモノなのか??

久しぶりのマトモなテキスト記事です。
相変わらず、ルーランというお薬のせいで、ヤル気が出ません。
毎日、ゴロゴロして寝込んでいる事が、ほとんどですね…。

しかし、そんなわたしにも、大きな転機が訪れつつあります。
妊婦になる事に、大いに興味を持ち始めました。

わたしは子供は好きですが、自分で産むのは色々と面倒そうですし、
何より痛そうですし、子供の時からずっと、『わたしは子供なんて一生
要らないし、絶対に欲しくない! どうしてもって時は養子を取る!』と
頑なに思い続けておりましたが、去年ぐらいから変わり始めました。

お出かけした際に、小さなお子様連れのご家族を見かけると、
『良いな…』と思い始める自分が居る事に、気が付き始めました。

わたしはアメリカ人で、元々アメリカで暮らしておりましたが、
日本に来てからは夫との2人暮らしで、アメリカのママにも会えませんし、
親戚やお友達にも、当然ながら、もう会えません。

お誕生日だろうが、何かの記念日だろうが、夫と2人きりです。
もう大人数でワイワイ楽しくパーティーなんぞ、出来ません。

海や大陸を越えての結婚生活は、それほど、淋しい物なのです。
それだけでなく、ルーランというお薬は淋しさや孤独も倍増するのですが、
この1年間以上、わたしはずっと孤独な気持ちが倍増したまま過ごして
おりまして、毎日、とてもつもなく淋しいのです…。

もしかしたら、それで小さなお子様連れのご家族を見かける度に、
『良いな…』と思うようになったのかもしれません。
というか、それ以外は考えられません。

『淋しいなら、家族を増やせば、淋しくなくなるのでは…?』
と、ちょっと思い始めたのです。

淋しいからという理由だけで、子供を産んで良いのかどうかと
思う部分も、もちろんございますが…。

先程のお話と繋がりますが、わたしは子供が好きでも、
『自分が産む事』には、興味がどうしても持てずにおりました。

ちょっと前に、最初に『わたしも家族を増やしてみようかな…』と
思い始めた時も、まだ気持ちは半分半分でした。

だって出産って痛そうじゃないですか。
10ヵ月も身籠るのもしんどそうですし、何よりつわりが怖いです。

でも、考えれば考えるほど、気が変わって行きました。
今は出産までの流れに対し、とても前向きになっており、
色々と先の事も考えたり、決めたりするぐらい、
初の子供を出産する気満々になっております。

いつも通っている心療内科や耳鼻科でも、妊婦になりたい事を話し、
妊娠や胎児に悪影響のあるお薬を全てストップしてもらいました。
一時的なストップであり、安定期に入ったら、またそのお薬は
再開しても良いそうですが。

ちなみにストップしたのは、『バルプロ酸(デパケンR)』のみです。
それだけが、どうも悪影響があるらしいので。

他のお薬は、妊婦になるに当たって、特に問題が無いそうです。
ルーランは1日3錠だったのですが、それだとちょっと多いと言われて、
今は1日2錠まで減らしておりますが、それなら大丈夫だそうです。
1日3錠だと、ちょっと妊娠に悪影響があるみたいですね。

あとは肝心の妊活をするだけなのですが、わたしは病人です。
病気が10個ぐらいあります。 今は思い出せないだけで、もっとあるかも
しれません。 それだけ重度な病人/障害者なのです。

そんな病人なわたしでも、丈夫な赤ちゃんなんて産めるのだろうか?
ずっと健康な母体で居られるのだろうか??

心配も色々とありますが、わたしはこの新たなるスタートを前向きに
考えており、色々と楽しみにしております。

最初は怖かったつわりさえも、『もう来るなら来いやゴラァ!』って
思っております。 それさえ楽しもうとしております。

良く考えてみれば、つわりなんて妊娠中にしか体験出来ない事ですし、
だったらそれも『貴重な体験』と考えて、楽しんじゃえば良いんだ!
まあ、必ずしもつわりがあると決まっている訳でもありませんしね。

子供が産まれたら、『ヤル気が無くてゴロゴロするしかない』なんて
言っていられませんし、このお薬のせいでヤル気が無い状況を打破して
くれるのではないかと、大いに期待しております。

とにかく、今の状態から抜け出すには、何か大きな変化が必要です…。
わたしの場合、それが出産なのでしょう。

子供が無事に産まれたとしても、マトモに会話が出来るのは今から
3年後ぐらいでしょうから、もしかしたら相変わらず、それまではずっと
淋しいままかもしれませんが……。

でも赤ん坊って、他の人間が必要なのです。 特に親の存在が。
わたしも、必要とされる側となり、何か大きな責任感が生まれたら、
お薬のせいで狂ってしまった人生を取り戻せるかもしれません。

出産前は金属アレルギーをお持ちだった女性が、
出産後はその金属アレルギーが治ったというお話も聞きますし、
女性は出産後、色んな変化が訪れるらしいので、色々と期待したいです。

色々と心配もありますが、それ以上に、色々と楽しみにしており、
無事に妊娠が出来たらベビーブランケットも自分で編むつもりですし、
子供用の玩具を手作りとかしたいですし、心に少しだけ光が戻った
気がします。

毎日のヤル気の方は、お薬のせいで相変わらずなのですが、
この新たなる旅立ちに、『楽しみ』という物が芽生えて来ました。
先に楽しみがあると、やっぱり人間ってがんばれるモノなのですね…。

お薬はストップしたものの、体から完全に抜け切るまで4~5日は
掛かりますので、今はそれを待っている時期なのです。

新たなるスタートとして、そしてマイルストーンとして、
先日、美容院にも行って、髪の毛を初のブルーに染めて参りました。
少し大人っぽくなって、お母さんっぽくなれたかなぁって思います!
まだ気が早いですが。

という訳で、今後は、病人妊婦としての生活が始まりそうです。
わたしにとって、きっと良い変化になると思いますので、
皆様、どうか応援して下さいませ。

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