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天国のお母さん、今さらやけどごめんなぁ

コロナその後ですが、一昨日、晴れて自宅療養期間が終了して外出は可能になり、リモートとはいえ仕事を再開し、電話で人と話したり色々動いたものだからか咳だけが急速に悪化。昨日午後再度半休をもらって病院に行って、喉の薬というか、主に喘息チックなアレルギーを抑えるための薬を処方してもらってきました

今回、初っ端電話が繋がらず高熱のまま病院難民になった時くらいから、ずっと思っていることがあり、亡き母に謝らないと…。なかなか、関西にあるお墓には行けないので、noteに書かせてもらうことで、お手紙がわりにならないかな…と、自己満足の世界で恐縮です

まだ私もピチピチに若くてw 仕事も恋愛も勉強も全てをエネルギッシュに頑張ってた頃、母があちこち具合が悪いと言って病院通いしていて、薬を山のようにもらって帰ってきていたんですね。毎日毎日、どこかしらが痛いとかしんどいとか言ってる専業主婦だった母に、私いつも怒ってたんですよ…

「お母さんは気合が足りないんよ、病は気からやねんで!
しんどいとか痛いばっかりゆーて、薬ばっかり飲んでるし
そう言うことで余計具合悪くなってるねん
私なんて、仕事休まれへんし、絶対風邪一つひかんぞ!って、毎日気を張ってるから、風邪気味かな、って思った時点で気合いで治すもん
だから、絶対熱出さんやろ?気の持ちようやねんで、病気なんて!」

って…結構グチグチ言ってる母にいつも喝を入れてしまっていたんですよね

まあ、励ます気持ちもあっての事だったとはいえ、昭和な体育会系みたいなこと、よく言ってたな…と思います

その前の年に母は既に逝ってしまっていたんですが、私が48でスキルス胃がんを患い、初めての入院手術を経験するまで、ホント病気知らず、インフルエンザにも罹ったこともなく、母の痛いとかしんどいって言葉がただかまって欲しい人の仮病にしか見えていませんでした

今と違って、病院も薬も限られていた時代ですし、ちょうど私が20代の頃って母は今の私世代、、それからずっと「痛い・しんどい」が続いてても、今ならおかしくないってよ〜くわかるのにね…

若くて元気だけが取り柄で、家のことも何もしてなくて社会人になったってだけで、専業主婦一筋だった母によくあんなに偉そうに言ってたな、、と猛省中です。25で一回結婚をしたので、そこからは余計ですよね。働きながら家事を全部こなして、「病気なんて気持ちが弱い人が罹るんだ、私は無縁」って本気で思ってた…

年を重ねて身体が思うように動かなかったり、治りが悪かったり、衰えるって自然なことなのに、まったく理解をしてあげれてなかったです

自分が病院難民になって、薬がもらえなくて誰も頼れる人がいなくて、その後も後遺症になるのが怖くて、また薬もらいたくて…って今回のコロナ罹患で改めてしんどい時に「気合いだけじゃ治らない」を体感

ホンマに今さらで遅いけど
またちゃんとお墓行って謝るけど

ごめんなぁ、お母さん


*banner photograph by mikia, @駒沢公園

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