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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い

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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思いについて12回シリーズです。
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 12

Ⅲ 漱石と茶の俳句  漱石は明治二十八年、松山で子規と同居中句作に熱中。茶に関係した句と…

Mikky
10日前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 11

  Ⅱ 漱石と紅茶 6 ❻『永日小品』  漱石のエッセイ『永日小品』には、紅茶茶碗を持…

Mikky
11日前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 10

Ⅱ 漱石と紅茶 5  ❺『明暗』  漱石の遺作『明暗』では、漱石の分身ともいうべき主人公の…

Mikky
12日前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 9

  Ⅱ 漱石と紅茶 4 ❹『行人』 「自分達は室内の掃除に取りかかろうとする給仕(ボイ…

Mikky
13日前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 8

Ⅱ 漱石と紅茶 3 ❸『心』 「奥さんは手に紅茶茶碗を持ったまま、笑いながらそこに立って…

Mikky
2週間前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 7

Ⅱ 漱石と紅茶 2 ❷『それから』 「約三十分の後彼は食卓に就いた。熱い紅茶を啜すすり…

Mikky
2週間前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 6

Ⅱ 漱石と紅茶 1  帰国後漱石は、大学の講師(英文学)をしていたが、教え子たちを自宅に集めて、紅茶を振る舞っていた。また漱石の小説にも、紅茶のことがたびたび登場します。 ❶『虞美人草』 「うんいた」と甲野さんは献立表(メヌー)を眺ながめながら答える。 「いよいよ東京へ行くと見える。昨夕京都の停車場(ステーション)では逢わなかったようだね」 「いいや、ちっとも気がつかなかった」 「隣りに乗ってるとは僕も知らなかった。――どうも善く逢うね」 「少し逢い過ぎるよ。――この

夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 5

Ⅰ 漱石とお茶 5 ❺『吾輩は猫である』  『吾輩は猫である』は「吾輩は猫である。名前は…

Mikky
2週間前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 4

Ⅰ 漱石とお茶 4 ❹『坊っちゃん』  『坊っちゃん』は親譲りの無鉄砲で江戸っ子気質な主…

Mikky
2週間前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 3

Ⅰ 漱石とお茶 3 ❸『琴のそら音』  『琴のそら音』は1905年に雑誌『七人』に掲載され…

Mikky
2週間前
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夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 2

Ⅰ 漱石とお茶 2 ❷『虞美人草(ぐびじんそう)』  1907年に東京帝大講師をやめて朝日…

Mikky
2週間前

夏目漱石の名作に登場するお茶・紅茶への思い 1

Ⅰ 漱石とお茶 1  夏目漱石が生み出した数々の作品の中から、お茶が印象的に使われてい…

Mikky
3週間前
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