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オープニングレセプションにはあまり行かない、という方針


2024年2月23日(金)

時々、早く終わって欲しいと思う一日がある。
このままずっと続いて欲しいと思う一日もある。
待ち切れない明日があれば、永遠に来ないで欲しい明日もある。
周りの人との関わり合いの中で自分が身勝手だと思うこともあるけれど、時間という絶対的なものと向き合った時のワガママを自覚すると、自分の身勝手さをよりクリアに感じる。
今日はそんだ日だ。

展示のオープニングレセプションはあまり行かない。
今日も迷ったけど、結局行かなかった。
そりゃ…タダで酒を飲めたら嬉しい。
が、タダ酒を飲む喜びが展示の開幕を祝する気持ちに勝っている自分が嫌で、自己嫌悪にさいなまれる。
まぁ自己嫌悪とまで言うといささか大げさかもしれないが・・・とにかく、本当にこんなことで良いのか?と疑問に思うのは本当だ。
でも、作家側からすると、人が来て賑わっている方が嬉しい(と言うか、人が来ないと悲しい)という声も聞くので、酒に釣られてホイホイ現れるアホの賑やかしでも、居ないよりはいささかマシなのかもしれない・・・という気がしないでもない。
でも、オープニングに行くと色んな人と出会ったりして、人の繋がりが広がったりして嬉しいけど、それを期待するのもオープニングという祝いの場を都合良く利用しようとしているようで、嫌な気持ちになる。
あと、オープニングって作家は基本誰かと話してて、あまり話も出来ないし、人と話してる所に割り込んで声かけるの苦手で嫌過ぎるし、一方で自分と話してると、自分に付き合ってくれてるせいで周りのもっと仲良い人とかお偉いさんと話せていないのではないのか、という不安にかられる。
でも、本当は「いよいよ始まった!」って、一番嬉しい気持ちになっている時に、「おめでとう」の一言だけでも伝えられた方が良いのかもしれない。
でもなぁ・・・。

底抜けにめんどくさいことを書いてしまった。
でも、本音だ。

あぁそうだ、展示に手土産を持参する慣習があるけど、オープニングの時に手土産を渡せば、上でブツブツ言ったような負い目も緩和されるだろうか。
いやでも、それも取り引きみたいなことしてるようで、いかがなものか・・・。

ダメだ。
しばしの宿題とする。
解ける時は来るのだろうか・・・。
とりあえず、しばらくは変わらず、オープニングにはあまり行かないことだろう。

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