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不登校の親と娘と

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いよいよ娘たちが義務教育を卒業します。特に中学校生活は不登校で過ごした娘たちと、その環境、親として思うことなどを書いていきます。楽しい話ではありませんが、未来にはいじめのない学校… もっと読む
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学校休んだ方がいいか聞けるLINE

学校休んだ方がいいか聞けるLINE

https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist

親御さんや本人も使えるそうです。20問あるそうなのでかなり細やかな設定ですね。

娘たちが不登校になり始めた時、私もとても対応に悩んだ時期がありました。実際無理やり家から出した時もあります。というのも私も仕事があり、タイムリミットがあったから。

一度学校に一緒に行ったことがあります。その時娘は玄関に立ち止まり

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知らなかった実習定期

知らなかった実習定期


学割はありません!?

娘たちが不登校になり、国分寺市の教育委員会に相談に行った。その相談自体は大変親切で、親身になっていただいたと思う。そして、通うことになった適応指導教室は娘たちの暮らしの軸だった。

しかし難点がひとつ。

うちから電車に乗らないと通えない。二駅ある。近くはない。そして毎日通うのには電車賃は安くはない。

「学割とかないでしょうか」
という質問に、教育委員会の回答は「ありま

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もしかして家を出るときが来るかもしれない

もしかして家を出るときが来るかもしれない

うちの双子はおうち大好き。家族大好き。

だけどついに来た!

「ママ。卒業したらさ、家にいるかもしれないし、いないかもしれない」

きたーーーーーーー!!!!

わたし自身が高校を卒業してすぐ家を出たし、高校に進学したのは卒業したら家を出てもいいという条件で行ったようなもの。そのわたしの娘が高校卒業しても大学でも・・・家から出ない・・・というか出る選択肢を除外するって、不自然ですよね。

不自然

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自分ってだめだなと思う日に

自分ってだめだなと思う日に

最近わたしは、笑えない愚痴を外に書くことは控えていた。

それはわたしが起業家であり、わたしを信頼してパートナーシップを組んでくださってる方をがっかりさせないため。

でも今わたしは自分でもびっくりするほど学ぶことに飢えていて、しかも自分のスキル向上のため、アウトプットも行っているので、時として「また目標に到達しなかったー」というがっかりの連続。

これは目標の設定が間違っているのでしょう。

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005★不登校の卒業式

005★不登校の卒業式

一ヶ月たってしまいましたが、新型コロナウィルスの影響で、開催すら危ぶまれた卒業式ですが、無事終わりました。今更書くのもどうなのかというくらい時間が空き、しかも高校の入学式が延期になっている現在、今更ではありますが、卒業式のことを書いてみたいと思います。

娘たちはサバサバ行くこと自体ごねるかな?と、思いましたが、区切りをつけたい思いが強かったらしく、むしろ出席したいようでした。出席にともない、学校

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001★不登校を振り返る

001★不登校を振り返る

わたしの中のダメさと良さと娘たちは中学三年のほとんどは不登校だった。

娘たちいわく、小学生のころから時々学校に行きたくなくて行きたくなくてたまらなかったという。

理由はいくつかあると思うけれど、実はほとんどの原因はわたしにあるし、学校からもそうみられていたと思う。加えて言うなら娘たちは繊細で、わたしの子どものころは、わたし自身の感性も周囲ももっとゆるかったという違いは大きいと思う。

娘たちは

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004★いじめ検討委員会に見学に行く

004★いじめ検討委員会に見学に行く

娘たちが不登校になる直前、体育祭の練習があった。

そこで二人は腰痛を訴える。整形外科で調べたところ、長女は腰椎分離性があることがわかった。次女は腰痛に加えて呼吸困難を訴えていた。

二人はその他に、保育園の頃からの大きな特徴があった。それは「勝負事に全然興味がない」ということ。一応負けず嫌いで、負けず嫌いすぎて避けているところもあるのかもしれないが、家ではじゃんけんすらできなかった。

みんなが

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003★子どもの居場所をめぐる法改正

003★子どもの居場所をめぐる法改正

それは学校の商業化を懸念する声が消せない改正だった。

わたしもそれは懸念している。懸念していたし、今はもっと懸念している。

一方で法改正で助かったこともある。

学校が「学校に来させることに執着しなくなった」ことだ。

またこれもいい面と悪い面がある。

一つにはなぜ、いじめやパワハラの被害者である娘たちが、学校にいけなくなったのに、加害者側は「変わらない日常をおくれるのか」という素朴な疑問だ

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002★あの日不登校がはじまった

002★あの日不登校がはじまった

一本の電話わたしは電車でアルバイトに通っている。当時は週休二日で10時~17もしくは18時まで通っていた。今は手術後の養生のため、満員電車をさけて11時出勤になっているが。

帰りの電車で娘たちが通う学校から電話があったので、いったん電車を降りてかけなおした。学年主任からだった。

「実はちょっと担任の先生と次女さんが行き違いがあって、お嬢さんをカウンセリングルームにご案内しました。まだご存じない

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