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私達は何度もお風呂で生まれ変われる


ある日、気がついたのです。

お風呂に入る私達は、
胎内にいるみたいだと。

裸になって、
お湯に浸かり、
心地よさを感じる。

お風呂タイムの

裸の私達は、

一番自分と向き合える
時間なのでは、
ないでしょうか?

胎内にいた時の私達は、

自由に体を動かすことも、

頭を使うことも、

出来ませんでした。

自分と向き合った時に、

心をいくら若く保つことができても、

体はその年数分だけ、

消耗しています。

お風呂の中で、

自分の脚を見て、

50数年もの長い間、

骨折することもなく、

いつも一緒に歩いてくれて、

ありがとうって、

思いました。

今までいろいろなところに、
一緒に行って、

冒険もしたし、
つまらない通勤にも耐えてるねって

深い感謝の気持ちが溢れてきました。

私の腕はどうかな?

毎日の通勤で、

お弁当と水筒が入った重たい鞄を、
持って行けるのも、
この腕のおかげ。

ありがとう

私の手。

手があるから、
仕事ができるし、
パソコン、スマホが使えるし、
料理したり、
掃除したり、
オムツを取り替えたり、
なんて万能な手。

ありがとう

私の首。

私の重たい頭をいつも支えてくれて、

ありがとう

私の目。

人や物を認識できて、
美しいものを見ることができるのも
目のおかげ。

ありがとう

私の耳。

耳があるから、

人とのコミュニケーションが取れるし、
小鳥のさえずりなど、
美しい音色を聞くことができる。

ありがとう

私の鼻。

呼吸ができるのも、

腐った物、良い香を
嗅ぎ分けたりできるのも

鼻のおかげ。

ありがとう

私の口。

呼吸ができるのも、
人とのコミュニケーションも、
美味しい物を食べられるのも、
口があるおかげ。

ありがとう

私の心臓。

私が生まれてから、
休みを1日摂ることもなく、
ずっと動き続けていてくれて、

ありがとう

私の胃腸。

どれだけ暴飲暴食しても、
いつもきちんと消化してくれて、

ありがとう

私の子宮。

子供2人を宿してくれて、

ありがとう

私は、毎回

お風呂に入る度に、

今日一日生きれたことに
感謝する習慣ができました。

どんなに辛いことがあっても、
お風呂に浸かって、思い出して下さい。

生まれた時は、
裸一貫で始まったことを。

この体だけあれば、
いくらでも、
やり直すことができることを。

私達は、何度もお風呂で
生まれ変われる。


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