見出し画像

小学校に通う我が子の荷物は「お弁当」と「水筒」だけだった

忘れもしない。いまから十数年前のことだ。息子が小学校に入ったころ、彼は体重の3分の1ほどの重さの荷物を担いで登校していた。教科書や教材が詰まったランドセルと、手提げには上履きや体操着袋。給食当番のかっぽう着や水筒、傘、弁当が加わる日もあった。小柄だった息子は荷物に埋もれて歩いた。当時、学校に教科書などを置いて帰る「置き勉」は推奨されず、毎日持ち帰るのが当然とされていた。

引用元:ヤフーニュース(AERA dot.)「置き勉」できない子どもたち タブレットが新たな“重荷”に〈週刊朝日〉https://news.yahoo.co.jp/articles/fff7d3cc8b8ef3db8069fef2707ec1a392c6f6dc

今朝、目に留まった記事です。
この記事を書かれた方の、ご自身(正確には記者の方の息子さん)の経験を書かれた部分を引用させていただいたのですが、これを我が子の時に置き換えてみました。


忘れもしない。いまから十数年前のことだ。我が子が小学校に入ったころ、我が子は体重の10分の1ほどの重さの荷物を担いで登校していた。お弁当と水筒だけが入ったバックパックと、両手には手提げなどは無く、両手は自由、手荷物に、傘、お菓子が加わる日もあった。小柄だった我が子はバックパックが歩いているようだった。当時、学校の教科書などは使いまわし、自分専用は無く、持ち帰ることは無かった。文房具や水彩道具も教室にあるものを使用するため、家に持ち帰るどころか、持っていく必要も無かった。



この違い、わかりますか?


我が子の最初の小学校は、「アメリカの学校です。」

アメリカの学校の時には、基本、お弁当と水筒(ボトルウォーター)を持っていくだけでした。

学校で使うものは、学校にそろっていたので、それを基本使います。

教科書はもちろん、水彩道具や計算のための道具ケースなど持っていくことは有りませんでした。

トイレなどでも、ハンドタオルは設置されていましたし、(我が子は持って行っていましたが)基本ハンカチはいりませんでした。テッシュペーパーも教室に置いてあったと記憶しています。



日本の小学校の持ち物


記事にもありますが、日本の学校は毎日持ち運ぶものが多いですね。
記事の中身をまとめてみました。

ランドセル
<中身>
教科書
教材
タブレット
各教科のノート
連絡帳
宿題用ワーク

手提げ
<中身>
上履き
体操着袋
給食当番のかっぽう着

<必要に応じ>
弁当
水筒

絵の具セット
プール道具


ランドセルの重さは4~6キロ


日本の小学生の荷物が多い理由


日本の学校は、個人の所有物が多過ぎますね。

基本、学校のモノをシェアして使うという発想が無い。


その結果・・・


格差も助長していませんか?


日本の小学校在校時に購入した物


ランドセルは必須だと言われますし、筆箱上履きも必要ですし・・・

いろいろ買わされるモノも多いですね。

計算セット
水彩道具
裁縫道具
植物の栽培キット
書道具
体操着
水着
ハーモニカ

鍵盤ハーモニカ
ドリル
テスト

他にもいろいろあったと思います。


アメリカの小学校で購入した物

バックパック



タブレット問題について

本来なら、教科書は不要になっても良いはずです。
タブレットで見ればいいのですから・・・

ところが、タブレットは通信用で、教科書は今まで通りでは、荷物が増えて当然ですね。



日本とアメリカの学校を比較(我が子の学校の場合)

<教科書>

日本➡全員に支給

アメリカ➡使いまわし


<補助教材>

日本➡出版社のドリル

アメリカ➡無し


<テスト>

日本➡出版社が教科書に合わせて作成した物

アメリカ➡先生の手作り


<宿題>

日本➡その都度

アメリカ➡1週間まとめて土日以外毎日


<連絡>

日本➡連絡帳

アメリカ➡Eメール(端末が無い家庭には、学校からレンタル)


まとめ

アメリカの学校はエコだった

アメリカは大量消費国というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際、アメリカはエコな国だと思いました。

それにくらべて日本は、何かと必要に応じて同じものを購入する必要があり、最終的に壊れてもいないのに処分することも多く、無駄が多かった。


最後に

日本の教育環境には無駄が多すぎます。
学校で一括で揃え、皆で大切に利用する方法に切り替えたら、荷物も減り、格差も気にならなくなります。
子どもたちそれぞれが道具をそろえれば、環境負荷も多いですね。

是非、重さの問題だけでなく、格差や環境問題からも見直しをしてほしいところです。


<追記>

我が子も6歳の春から日本の学校へ入学しました。
アメリカで1年、公立の学校に通いましたので、日本の学校に入学する喜びはあまり無かったようです。

ランドセルも少しも憧れることは無く、周りのお子さんたちが早めにオーダーなどで注文しているということは知っていましたが、見に行くのも躊躇していたくらいです。
ランドセルは何も入っていない状態でも、重量も有り、体積もあり、小学生は体も小さいですし、箱を背負っているようで、体格に合っているとはいえませんから、学校にも、「バックパックでも良いか?」一応相談しましたが、「ランドセル以外はダメ」ということでした。仕方なく、評判の良いかばん屋さんでオーダーでは無いランドセルを注文しに行ったのを覚えています。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?