【短編小説】駄菓子屋と子供
ワイワイと、学校がない土日に小学生達がやってくる
「いらっしゃ〜い」
そう声をかけるが、子供たちは駄菓子に夢中だ
田舎の駄菓子屋は、もっぱら子供相手が多い
「今日は何を買いに来たんだ?」
レジから俺は聞いてみた
「おれはこれ!くるくる棒ゼリー!」
と元気いっぱいの半袖の男の子は意外なものを
「私はプチプチ占いチョコ」
オカルト好きな女の子は、その趣味と同じものを
「ぼくはきなこ棒にするよ」
眼鏡をかけていて大人しめの男の子は、マイナーでありながらその美味しさで今も愛されてるも