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初めまして、個展。

わたしはこのnoteを20歳のときから書いていますが最初に書いた自己紹介に、夢は個展を開くことだと、書いていました。

そこから3年。25日〜30日まで個展を開いています。そう、夢が、叶いました。
19歳の時に思ったんです。精神科の慢性期病棟。何重にもある扉の奥に身体拘束をされて横たわっている時に。
今わたしが生きていることを知っている人は少ないだろうな、って。
19歳でそんな感情を抱く人なんてそんな多くないと思うんです。
それでもわたしはそれに気がついてしまって。
もうこの感情を表す言葉を今でもわたしは持ち合わせていません。
拘束は6ヶ月間続きました。死にたい気持ちが消えなかったから。
でも、思ったんです。もし、死ねないのなら生き抜いて今まで支えてくれた人達に生きてるよ、って知らせたい、そのために個展を開きたい。と思いました。そうして、大きな夢が出来たと同時に、わたしは生きるときめました。

そして、個展を開いてみて。
わたしは愛されています。お母さんからは愛が貰えなかった。精神的、身体的、性的、ネグレクト、虐待を全部コンプリートするくらいの虐待を生き抜いて、今でも色んな所に傷が残っているけれど、愛されなかったおかげで出会えたわたしを愛してくれる人がたくさんいた。それに気付けた。
主治医がたくさんの花束がある会場を見て、みんな、良かったね、おめでとう、って程度じゃなくて嬉しいからむくちゃんにこれをあげたんだと思う。嬉しいんだよ。自分のことのように。
先生もとっても、嬉しい。って言ってくれました。

死にたい気持ちはまだある。でもわたしは生きるときめました。
やり抜いて良かった〜〜。もう諦めようかと思った。無理かと思った。でもずっとずっと個展開くって言い続けてきてわたしは自分でもこんな根性ある人だと思わなかった。自信になった。
来てくれた人の中で高校の先生や特別支援学校の先生がいらして下さって、それぞれ講演会と総合学習の講師も頼まれた。教育関係のお仕事をしている教師の方からわたしの絵にキャプションを付けるワークショップのお誘いも受けた。
わたしの経験がやっと生きてくる、そんな時代になってきたのだと、少し生きてて良かったと思える。

わたしにとって個展はみんなに愛されていることを知る時間でした。みんなが嬉しそうに素敵だね、って言ってくれる暖かい世界から、私は厳しい世界へとあゆんでいきます。自ら臨んで、立候補🙋‍♀️
励まされるといつも思います、明日、生きてゆける


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