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種蒔き場

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気になることを調べたり、思考実験をしたりする、自由研究マガジンです。長文の場合もあればつぶやき程度の場合もあります。 思考段階を視覚的に残すことが目的のひとつなので、あえて下書き… もっと読む
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記事一覧

‪ #あわいメモ 臨床芸術(仮)をやってみる

‪ #あわいメモ 臨床芸術(仮)をやってみる

ここ数ヶ月は、あわい研究の一環としてある実験をしています。思考実験じゃなくて、物理的にいろいろやっています。それが思いの外色んな示唆を与えてくれて、思考が深まっていっているような気がします。

それで思うことが色々あったので、まだまだ論にもなっておりませんが、覚書しておこうと思います。



①禅は不立文字と言うけど、文字(言葉)だから不立なわけで、もしかしたら他の手段なら可立になる可能性もあ

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私が「あわい(間)」を考えるようになった理由 ‪ #あわいメモ

私が「あわい(間)」を考えるようになった理由 ‪ #あわいメモ

そういえば、私が「あわい(間)」を考えるようになった理由を書いてなかったですね。ということで、ざっくりですが経緯をメモしておこうと思います。

以前は、「自分には特に社会に訴えかけたい問題が無いのでは」「イラストレーションやデザインで誰かのなかにあるものを形にする方が合っているな」と思っていました。

しかしある日、「今考えていることは、イラストレーションやデザインの枠に収まらないことかもしれない

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ちなみにこのnoteの末尾に書いた仮説は、ざっくりいうとあわいの波長説と粒子説です(なんだそれ)。まだうまくまとまらないけど。 ‪ #あわいメモ
https://note.com/misosjp/n/n9e6077c5011e

‪ #あわいメモ うつわとあわい、うつわのあわい

‪ #あわいメモ うつわとあわい、うつわのあわい

昨年ゆめしか出版より発行した「日本現代うつわ論1」について、ふと思ったことがあったのでメモ。

「うつわ」の概念については↑の本や大槻香奈さんのYouTubeチャンネルにて様々にまとめられておりますので、ここでは端折ります。

古くから「(あの人は)器が大きい」など、人の性質を表すことにも使われる「うつわ」という単語。

ふと、「うつわ」には「鬱輪」と「憂強」という漢字をあてることもできるなと思い

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‪ #あわいメモ 「直感」について考える

‪ #あわいメモ 「直感」について考える

トークで書こうと思ったのですが文字数が足りなかったのでこちらで。

最近「直感とは何か」について考えることが増えてきました。多分、たまたま「直感」という言葉を使っている方を見かけることが多かったからかなと。創作の分野では特によく見かけるかもしれませんね。

私自身は今のところ

「普段意識上に上がっていないけれど何かに刺激を受けたことが無意識下に残っていて、それが突然間をすっ飛ばして【急に】【強く

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思考、言葉、絵(図)は個別のものではなく循環していて、その間にあるものは色かもしれないなと、最近は考え中。‪ #あわいメモ

私があわいに惹かれるのは、魍魎の居るようなところだからかもしれない。妖怪研究も案外良いかも?🤔
※魍魎は光と影のあいだの薄ぼんやりとしたグラデーションの「陰」に居るといわれていたり、方良とも云い方角に関連するとも言われており、諸説ありすぎな漠とした存在だそうです。 #あわいメモ

言の葉がつくる橋 ‪ #あわいメモ

言の葉がつくる橋 ‪ #あわいメモ

言葉は本当に空っぽで意味がないのだろうかとよく思う。

確かに言葉は多義的で、受け手によって様々な意味を持つので、正確性を求めるのは難しい。
そういう意味では「言葉(だけ)を信じる」のは、やや危うい行為かもしれない。

けれど、もし同じ人が同じ意味で使い続けたなら。

「伝えたいこと」と「(本意とは違う意味で)伝わったこと」の間にあったぽっかりとした空間に、少しずつ少しずつ言の葉が積もり、だんだん

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すき間時間でなにかする(埋める)ではなくて、すき間をすき間のまま捉えるのがあわい的かも。
場合によっては埋めなきゃいけない隙間もあるかもしれないけれど、全てがそうではないと思う。あわい的な時間感覚は、もっと原始的で、時代に即してないもので良いのではと思う。‪ #あわいメモ

2022年に挑戦してみたいと思っていたことを、ようやく始動することができました。
一見すると全く無関係のことのようですが、あわいを考える上でのひとつの実験でもあります。いずれちゃんと文章にしたいな。‪ #あわいメモ

作品のサイズについて色々と考えています。F,P,Mなどのキャンバスの定型サイズ、A判B判などの紙の定型サイズ。これらが作品と合致するときとそうでない時があると思う。その作品がそのサイズである意味を考えてみたい。作品はもっと不定形かもしれない。‪ #あわいメモ

遠藤周作先生の考える「場」の定義(そこまで堅苦しく決めてはいないと思うけど)が、私の思う「場」とは少し違っていて興味深いので、もうちょっと掘り下げてみたい。宗教と場の関係を考えるのはなかなか面白いです。 ‪ #あわいメモ

「人それぞれ」ということばの使い方ついて ‪ #あわいメモ

「人それぞれ」ということばの使い方ついて ‪ #あわいメモ

先日このようなツイートを拝見しました。

これめちゃくちゃわかる…って思いました。

過去に、話が長くなったりややこしくなりそうになると、すぐに「まぁ人それぞれだからね!」で話を終えようとする人がいて、それ以来そういう言葉についてすごく考えるようになりました。

私は「人それぞれ」という言葉は、使う人によっては思考放棄である場合もあるだろうと考えています。
少し強い言葉で言うなら、「舌触りのいい言

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場と間 ‪ #あわいメモ

場と間 ‪ #あわいメモ

あわい(間)について、少しずつ言語化していきたいと思い、マガジンを立ち上げました。
拙いながらも、少しずつ言葉を綴っていこうと思います。

私は元々、デザインとイラストレーションを主に行なっていました(今も辞めたわけではありませんが、受注は控えている状態です)

今から2年ほど前、デザインやイラストレーションの範疇では語れないことが自分の中に渦巻いていることに気づき、これを表現するにはどうしたら良

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