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世界中にあるディストピア

ディストピア(ユートピアの逆)は反理想郷や暗黒世界ともいえる架空の世界で、機械文明の非人間的な側面を強調して描かれる「未来社会」です。

想像してみてください・・朝目覚めて窓から見える木々がすべてプラスチックで、通りがゴミの山に埋もれ、汚染がひどくて空が見えず、川がコンクリートに変わっているディストピアの世界を。

「Urban Hell / 都会の地獄」というインスタによると、これはすでに世界中の多くの場所にあります。

ヘッダー画像はニューデリーの高級住宅街の外れにあるタイモ‣ナガー(Taimoor Nagar)というスラム街で、少年が湿った排水路からリサイクルできそうなモノを拾っています。

生き残るために少年はそうするしかありません。そこではいまだに何百人もの住民あたり1基の公衆トイレしかありません。

2014年に世界の野外排泄の60%を占めていた人口13億インドの政府は、この問題に意欲的に取り組んだ結果(クリーン・インディア計画)2018年には20%まで下げました。

👇ウラル山脈南東麓にある重工業都市マグニトゴルスクは、ロシアで最も汚染された都市の1つです。町で生まれた子供たちで完全に健康なのは28%だけです。

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👇南アフリカの不平等: 南アのケープタウンに近い非白人居住区は、湿地によって隔離されています(写真上)。湿地の数百メートル向こう側には電気柵で囲まれた豊かな白人居住区があります(同写真下)。(撮影 by J. MILLER、ナショジオ日経 )

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ああ、これが、木だ!--と、そう懐かしむ日がいつか未来にやってくるのでしょうか? (そこは実際には中東の砂漠の町だと思います。)

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👇サンフランシスコは世界で最も家賃が高い都市の1つです。

たとえ仕事をしていても、車中で暮らす教授だっているように、ホームレスになる可能性は誰にもあります。

州政府は路上で寝ているホームレスの人々を逮捕はしないが、そもそも路上で寝ないようにするために何かしてくれるわけではありません。

「カリフォルニアは人々にホームレスになる<権利>を与えたが、家を見つける手助けはしなかった」という見出しでワシントンポストが記事を載せました。

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👇ポーランドのバルトシツェという町の広場の以前(上)と今(下の写真)の様子です・・なぜこんなことに! 

たぶん、緑がない方がメンテナンスがしやすいからでしょう。

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👇蟻塚のような香港の住宅です。

面積が東京都のおよそ半分で約1100平方kmの香港は、国土の多くを山地が占めるため、人口約700万人の多くは市街地に密集しています。

ここは築50年近いがこの辺りにはよくある古い建物なので、香港人にとって衝撃的ではありません。

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👇香港の墓地

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👇トルコのブルジュ・アル・ババスは、世界最大のゴーストタウンとも呼ばれています。小さなお城が立ち並ぶ別荘地になるはずが、景気後退で廃虚化しました。

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👇ルーマニアのブカレストにある最貧地区では、ほとんどのアパートが不法占拠されていて電気がなく、ここもEUだとは信じがたいです。

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               https://www.reddit.com/r/UrbanHell/top/

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