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ランチェスター戦略と本日のスープ (Vol 214)

  まずは一つ勝ち取る

一点突破して戦局を優位に進める。
ランチェスター戦略(ランチェスターの法則)は多くの方がご存知だと思います。
この時期、戦争関連の単語を使うことに少しためらいがありますが、昨年発信した社内ツイートの話題としてお許し下さい。

製品品質の要求項目はいろいろあって、全部を覚えるのはなかなか難しい。特に新人のチームメンバー(TM)が増えてくると、品質ポイントを全て覚えて完璧を目指すことが難しくなってきます。

それでも、品質保証のレベルを上げないと競争力を失ってしまう。
「はてさて、どうしたもんか?」
で、呼びかけ始めたのが、”Soup of The Day”の活動
毎日の重点を一つだけ決めて一点突破。不良項目や確認ポイントを一つ覚えて作業する。絶対ミスしないぞと兜の緒を締める。一つなら新人でも可能でしょう。
一つできたら、明日ももう一つ。日替わりスープを味わう活動です。

スープとランチェスターの法則、マネジャー達が知らず知らず覚えてくれて、別の場面でも一点突破ならできそうだと、応用してくれると嬉しいな~。

セオリーの実践にチョット遊びごころを❗️
今回の社内ツイートには、そんな期待がこもっています。

もうひとつ、
活動を小さく始める。続ける。
経営トップが「標準守りを徹底するぞ~!」と大上段に振りかぶって、一気呵成にやり切る。そんなアプローチもありますが、やる方の側は大変。ほとぼりが冷めたら消えてしまうことが多い。
現場のメンバーひとり一人に浸透させるには、負荷を抑えて小さな活動。小さいことを毎日続ける、3か月、半年。習慣になれば知らぬ間に定着する。
定着重視のアプローチなんです。

私の得意技の?「賽の河原の石積み」活動ですが、どんな活動も
継続は力なり」なんです。

Have you ever heard of the "Lanchester's Laws"? 
Originally born from war strategy, it can be applied to business.
We need to win the war for good products delivery.   However, there are so many quality control items and new TMs cannot remember the control items at once.  I can say it is our weakness in the battle.
Therefore, applying the strategy of the weak in Lanchester's laws, I recently introduced the "Soup of the day" activity.
Even if there are weaknesses, we will overcome major challenges by accumulating strategies to break through one point.
Let's win the quality war by checking and mastering numerous control items one by one through the accumulation of daily focused control, and making it a habit.

社内ツイート

「ランチェスターの法則」を知っていますか。
元々は戦争戦略から生まれましたがビジネスに応用できます。
私たちは、良品を納入する戦いに勝利する必要があります。
一方で品質管理項目が数多い、新人TMは一度に管理項目を覚えきれない、といった弱さがあります。
そこでランチェスターの法則の弱者の戦略を応用して、最近導入したのが「Soup of the day」の活動なのです。
弱みがあっても、一点突破の戦略を積み重ねて、大きな課題を克服する。
毎日の重点管理の積み重ねで、数ある管理項目を一つずつ確認して修得し、習慣化することで、品質戦争に勝利しましょう。

社内ツイート日本語訳

習慣化するというアプローチ
一方で気を付けておくこともあります。「惰性マンネリに陥る罠」です。
形だけが残って、魂が入らなければ、馬の耳に念仏になってしまいます。

拠点長の役割は、マンネリにならないように、「」「刺激」を入れる。
魂を吹き込む工夫は、
  チョット目先を変えてみる。遊んでみる。(スープに飽きたらピザ?)
  惰性になっていないか目を配っておく。(新人に抜き打ち質問)
どこかで関わっているよ~、これトップマターだよとリマインド。
現場に任せっきりにしないことです。

本日の前菜にお付き合い、ありがとうございます。
今日のあなたのメインコースは何ですか?

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