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#60首こり、肩こり。

「いたい、いたすぎる!」

朝起きてしばらくすると、わたしの首や肩が痛みを訴えはじめます。しばらく体調のよい日が続いていたのですが、二月半ばから急に訴えが増してきました。

「何かカラダに悪いことでもしたのだろうか?」

日々の暮らしぶりを検討し直してみます。毎日、広くはない家の中をてきぱきと動き回っているし、一時間の散歩もしているし、体重にも変化はないし、と。それにしても、

「いたい、いたすぎる!」

ネットで検索してみると、花粉症の症状の一つとしても肩こりがあると書かれていました。くしゃみをする時に肋骨に力を入れる。その時、首や背中にも強い圧力がかかっているらしいのです。いつの間にか花粉症になっている可能性もあるのかもしれない。この春は時折目が痒くなるし、外出すると鼻水も出てきます。とはいえ、この程度の症状なら、薬を飲むほどでもないでしょう。なんとかならないか。これではパソコンを打つ作業にも支障がでる。そこで、お風呂上がりに久しぶりにYouTubeでヨガをやってみました。

ゴリゴリ、ゴリゴリゴリ。

肩甲骨がなっています。いたい、でも気持ちいい。首をゆらし、肩を上下させ、腕を回します。インストラクターの先生の真似をしているつもりでも、実際には全く似ていないわたしのカラダの動き…。そこはあまり深く追求するのはやめましょう。めげずにしばらく続けていると、ああ、段々とほぐれていきます。普段の生活で十分に使えていない部分を、集中的に動かす動作が足りていなかったようです。以前は毎日のようにやっていたヨガやストレッチ。気づくと半年近くご無沙汰していました。反省です。

そうやって一時間近く体操したあとは、かなり肩こりが軽減していました。たったのこれだけで?でも「たったのこれだけ」を馬鹿にして、面倒臭がって、やらなかったのはわたしなのです。「たったのこれだけ」を大事にできることが、この先気持ちよく年を重ねていく秘訣なのかもしれないなと思いました。

エネルギーが満ちあふれている時は、大きな目的に向かって進んでいく方が、モチベーションは上がります。運動や筋トレに関していえば、体重を3キロ落とすとか、ウエストサイズをダウンするとか、腹筋を割るとか、はっきりと他人に示せるような成果をあげたいと願うのは自然なことです。

反面、高い目標を掲げることで、目標を達成することに気持ちを向けすぎて、やっていることそのものを十分に楽しめない場合もあります。楽しみながらも目標も見失わず、すぐに成果が出なくても着実に続けていけるのが一番よいのですが、わたしは融通が効かないところがあって、ちょっと難しい。目標が達成できないと、「なんだよ、こんなことやっても無駄なんじゃないの」と投げやりになったり、「たったこれだけのことができない自分はダメなやつ」と自分を責めたりと、ぐるぐる回るネガティブ思考に取り込まれてしまいます。なんとかならないものか。そこで、目標の設定を変更することにしました。

これからのわたしは、全般的にちょっと変わりたい。「たったのこれだけ」を大事にする生活を基本にしたい。体操する時も、いつも伸ばしきれていない足の裏側をしっかり伸ばしてやりたい。重たい頭をだまって支えてくれている首を回してあげたい。肩の後ろの固くなった部分を、押さえてゴリゴリしてやりたい。そう、自分のカラダを労らなければというよりも、「労ってあげたい」と思えるような心の状態を意識していくことから始めたいなと思ったのです。

わたしの唯一の趣味ともいえる山登りだって、あと何年かしたら出来なくなるかもしれません。出来るのはカラダが動いてくれるから。なんだって当たり前ではないという事実を、見ないふりをせずにちゃんと見なくちゃなあ。そんなわけで、これからはnoteをつづける傍で、「たったのこれだけ」体操を、細々とつづけていきます。




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