#22 白い絵のむずかしさ。
絵と文というのは、まったく異なるジャンルのものだと、数ヶ月前までは思っていました。絵を描く場合、絵筆をうごかしながら、思考にじゃまされずに考えるという、独特のプロセスをたどることができるから。反対に文章を書く場合は、かならず書き手の思考を使わなくてはなりません。自分の常識から自由になりたくても、なりきれない。いつもの論理に足元をひっぱられて、書き進めたいことがらの自由度が下がってしまう、そう思っていたのです。ところがそうでもないのかもしれないと最近は思えるようになってきました