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じいちゃんが私に教えてくれた事#11

こんな事を聞いた。世の中で偉大な功績を残す人間というのは、他の人たちが決して立ち入りはしない自分の心の奥深くまで降りていくのだという事。

世界で名を馳せる様な偉大な人間というのは、自分自身の事をまず誰よりも深く知っていなくてはいけない。自分の事を誰よりも熟知していないといけないそうだ。自分を知る。これが出来る人間がはじめて、その周りにあるより広い世界を知る権利を与えられるらしい。

一番身近にあるというか、この自分自身を知る事のないものは、いくら他の事を多く知っていたとしても、それはただ知っているだけで、それを本当の意味で自分のものにする事は出来ないと言う。

この社会でより大きな功績を残すには、自分を知り誰よりも自分の持つありとあらゆる感情を熟知していないといけないらしい。

偉大な事を成すものは、その心も又偉大であり、そしてその偉大な心を自身で扱える人間でなければならない。私はこうした話をじいちゃんに聞いた。

多くを成すものは、自身についている多くの痛みを知るものであると・・・。苦しみあって、始めてそこに真が生まれるのだと。痛みを伴わないものは、例えそれが真であっても、それは本当の意味での真ではないのだと・・・。

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