安部公房 燃えつきた地図(新潮文庫)を読んで
中々面白いと思った小説に出会えず、久々の投稿になってしまいました。
今回も味覚や嗅覚などで表現する、抽象的感覚派読書感想文を書いてまいります。
今回の作品は安定して面白い安部公房の「燃えつきた地図」です。
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大まかな粗筋は、失踪した男の行方を調査するように依頼を受けた興信所員です。
数少ない手がかりを頼りに、男の行方を調べるも確証を得られず、都会の中を彷徨い続ける物語。
そんな興信所員の主人公にとって、起こるべきでもあり、非現実的な結末が待