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【お仕事】Numero TOKYOおすすめの4月の本

〈偏読書評〉はじめに。」で触れていた(そして〈偏読書評〉をはじめるきっかけとなった)、かれこれ10年近く原稿&セレクトを担当させていただいている『Numero TOKYO』(扶桑社刊)の新刊紹介欄。この度、誌面リニューアルにともない、ウェブサイトにお引っ越しすることになりました。で、記念すべき第1回目が更新されました。

今月ご紹介しているのは……

古川日出男さんの作家デビュー20周年の幕開けにふさわしい、歴史と音楽を《幻視》する圧倒的長篇『ミライミライ』(新潮社)

■『紙の動物園』『母の記憶に』のケン・リュウ氏が編纂&英訳を手がけた、現代中国SFアンソロジー『折りたたみ北京』(早川書房)

瀧波ユカリさんによる、涙なしでは読めない(そして彼女の新境地ともいえる)介護コミックエッセイ『ありがとうって言えたなら』(文藝春秋)

……の3冊。本当にどれもすごい熱量をもった、今読むべき3冊だと感じています。尚、各リンク先は出版社さんのサイトやnoteなどなので(ネット書店とかではないので)、安心して踏んでください。

相変わらず1作品ごとに「見出し20文字前後」「本文120文字」のフォーマットなので、サクッとスナック感覚というか、スナック菓子どころか赤ちゃんせんべいよりも軽い感じの紹介文です。

とはいえ、毎号この欄で紹介してきた本は、本気で「今月、絶対に読むべき!」と思っている3冊なので、作品によっては捕捉みたいな投稿を、今後この〈偏読書評〉にて書いていこうかと考えています。もちろん、皆さんにドン引きされるのを覚悟の上での長文で(笑)