ひこうき雲

ご覧いただきありがとうございます。 どなたかの、ちいさな、ちいさな、心のともし火になれ…

ひこうき雲

ご覧いただきありがとうございます。 どなたかの、ちいさな、ちいさな、心のともし火になれましたら幸いです🌙 心の師匠は『さくらももこ』で、好きな言葉は『事実はなく、ただ解釈があるのみ』です。 またどこかでお会いできますように…… .*

マガジン

  • 春 〜心の詩歌〜

    日々浮かんできた俳句や短歌を載せてゆきます。

  • 冬 〜心の詩歌〜

    日々浮かんできた俳句や短歌を載せてゆきます。

  • 猫 〜心の詩歌〜

    日々浮かんできた俳句や短歌を載せてゆきます。

  • 風 〜心の詩歌〜

    日々浮かんできた俳句や短歌を載せてゆきます。 ここには風に揺られるように動いてしまう自分の心について歌ったものを載せようと思います。

  • 花 〜心の詩歌〜

    日々浮かんできた俳句や短歌を載せてゆきます。  心に咲く花=恋心 に関する歌が主になります。

最近の記事

【短歌】 梅の花

東風吹かば 古想ふ 在りし日の 匂ひに隠る 儚き御前 東風吹かば……と聞けば、どのような歌を思い浮かべるでしょう。 私は、 東風吹かば にをひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな です。 そして思い浮かべる人物は、もちろん……。 みなさんは、この三寒四温に誰を想いますか。 ✿蛇足✿ 東風(こち)とは春の季語で 七十二候の第一候であり、そこでは東風(はるかぜ)と読みます。 「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」だそうです。

    • 【短歌】 あなた

      あなただけ わたしのなかには あなただけ 想ってしまうの あなたばかりを ……世間の波にのってみました。 まだ間に合いますか?

      • 【俳句】 春一番

        はらはらと 流れるさくら 春一番 とても暖かい陽気だと、気持ちまで急ってしまって…… 春を待つ蕾を見つめては「まだ啓いてないよな」と、落胆してみたり……(?) それでも、もう、すでに、蕾たちはとっても可愛らしく準備を進めております。 #三寒四温 今日の雨も、また春への一歩でしょうか。

        • 【俳句】 雪の花

          雪の花 そのままみなまで 包み込め 『みな』というのは、なにも、具体物だけでなくて。 見たくないものを隠してくれればいいなぁ、と。 純銀に包まれる世界。 そのような時くらい清々しい心でいたいものですね。

        【短歌】 梅の花

        マガジン

        • 春 〜心の詩歌〜
          4本
        • 冬 〜心の詩歌〜
          2本
        • 猫 〜心の詩歌〜
          1本
        • 風 〜心の詩歌〜
          1本
        • 花 〜心の詩歌〜
          2本
        • 夢現双編(ゆめうつつそうへん)
          5本

        記事

          【短歌】 ため息ねこ

          にゃあと鳴く 可愛らしくて 抱き寄せる お気に召さずに 抜け出すため息 本当にため息をつくのです。 「ハア」と言うか。 「フン」と言うか。 「フゥ」と言うか。 甘え鳴きが可愛くって、つい、抱き寄せてしまうのですが、逃げられた後は「ごめん」といつも心の中で謝っています。 でもでも、その後は自分から膝の上にのってきてくれるのです。 ……「自分でできるもん」的な??

          【短歌】 ため息ねこ

          【俳句】 朧月

          枝間から 見える夕暮れ 朧月

          【俳句】 朧月

          【短歌】 Happy Day !!

          HappyDay 何もしないで 来るもんか 笑う門には 福来るから 皆様いかがお過ごしですか。 私は風の噂通りに、春の気配にやられてメンタルが落ちています……ので、明るい歌にしてみました。 皆様に 『福』『笑い』 が来ますように。

          【短歌】 Happy Day !!

          【短歌】 心を揺らす梅の花

          花散るや 香は何処へ行く 優し気に 心揺らせし 消えゆく余韻 (はなちるや かはどこへゆく やさしげに こころゆらせし きえゆくよゐん) 意:花は散ってしまうのだろうか。優しげにただよっている香りはどこへいってしまうのだろう。 心を揺らした余韻さえもだんだんと消えていってしまう。 と言った具合でしょうか。 文法よりも雰囲気を優先していますので、皆様の心の箱庭でお好きな想像をしていただけると嬉しいです。 個人的には平安時代が大好きなのですが、花と言えば梅の方が好きです

          【短歌】 心を揺らす梅の花

          【短歌】 「おはよう」

          「おはよう」と 「気をつけてね」と 君が言う 少し照れて 「うん」と言う

          【短歌】 「おはよう」

          【短歌】 ばかね、あなたは。

          もうずっと 夢の中しか 逢えてない 「ばかねあなたは」 また微笑んでよ

          【短歌】 ばかね、あなたは。

          白い雪 #夢現シリーズ

          「下校の時刻となりました。 みなさん気を付けて帰りましょう」 そう促されて、アリのようになって 一斉に帰路につきました。 あれは寒い冬の夕方だったでしょうか。 ふ と、地面を見ると、 雪が溶けた後にまだ白い粒が残っているではありませんか。 雪の結晶とは全く違った 丸くてコロンコロンとした白いつぶが。 私はそれが気になって気になって。 後ろの子の迷惑なんぞ考えずにしゃがみこみました。 私はそれを無造作に手にとっては口に放り込み、途端に後悔しました。 なぜならそれが舌を

          白い雪 #夢現シリーズ

          こじつけ #夢現シリーズ

          人間は『物語があると安心する』と聞きました。 自分の周りで不可解な出来事が起きた時、人はそれに恐怖します。 けれどそこに物語が見つかった時、人はそれに安心するのです。 例えば誰もいない部屋で黒い影が見えた時。 「あっ、この間死んだうちの猫だな」と思えればとっても安心するのです。 まだ傍にいてくれている、と。 まだ一緒にいられるんだ、と。 大変安心するのです。 そして、 もし私が死んでもあの世の人生がまだ待っているのだ、と。 安心するのです。 意味なんてないかもしれな

          こじつけ #夢現シリーズ

          ひとりぽっち #夢現シリーズ

          ひとりで寝ているとお腹が痛くなってくるのです。 誰も気付いてくれなくて。傍にいるのは暗闇だけ。 痛くて、痛くて、苦しくて、怖くて。 「ごめんなさい」 「ごめんなさい」 「ごめんなさい」 「誰か助けてください」 「許してください」 と言ってみても、誰の耳にも届かなくて。 痛くて、痛くて、切なくて、息ができなくて。 「だれでもいいからわたしにきづいて」 痛くて辛くてどうしようもない時は背中を丸めてアンモナイトになるのです。 くらーい海の底に沈むような、 凍てつく氷の

          ひとりぽっち #夢現シリーズ

          オレンジの温もり #夢現シリーズ

          生まれた時から、私のそばには母しかいませんでした。 時折現れる父と、三人で何処かへ出かけては喧嘩をしている両親。 怒られる母と怒る父。 間に挟まれては嵐が過ぎ去るのをじっと待っていました。 私が止めても止むことのない雨。その雨雲を作っているのは私だと、降りしきる涙のなかで感じていたものです。 ある日、 カタカタ、コトコトと、心地良く揺れる車内で眠りこけていた私は、母と父が喧嘩をしていないことに気付きました。 二人はきっと、眠る我が子を起こさぬようにと静かにしていてくれ

          オレンジの温もり #夢現シリーズ

          『私』の意味 #夢現シリーズ

          「勉強をしなさい」 「人の役に立ちなさい」 「あなたの幸せを掴みなさい」 そう言われて、『私』として生きてきました。 ……そのはずなのに。社会に組み込まれてしまえば糸も簡単に『私』がなくなり、集合体の一部になってしまうのです。 『総意』の一部になってしまうのです。 必死になって生きてきたはずなのに、それは全く関係のないものになってしまう。 私の感じてきたことや私が考えてきたこと、私の目の前で起きた素晴らしいものの全てが、どうでもいいものになってしまうのです。 『私』が『

          『私』の意味 #夢現シリーズ