小学校の卒業式の日に、娘から手紙をもらいました。

両親あてに長文で書いてくれた娘ちゃん。

「めちゃくちゃ嬉しかったし、娘ちゃんの言葉からママが思うことが溢れてきてるんだけど、記事書くのに一部載せてもいい？」と聞いたところ、

「いいよいいよ！全然いいよ！ママのところだけならママの好きにしていいよ。」と快諾してくれたので、今回は一部抜粋して載せさせていただきます！！

………˚‧º·(´ฅωฅ｀)‧º·˚！！！！

これは泣いちゃうよ。。。

いやぁ～………ほんとにね………。

感慨深いです。

第一子の長女ということもあってね、正直手探りに子育てしてきたと思ってるんです。

私もあらゆる場面で初めてだから、何がいいのかな、どうしたらいいのかな、と常に思考と直感を巡らせて過ごしてきました。

育児に正解はないけれど、とにかく命を守りぬくことだけは任務として責任もっていましたし、なるべくなら可愛い我が子には、よりよい選択をしてあげたいとつい思ってしまうんですよね。

時代の流れ、周囲の状況も時には見ながら、我が家はどうするのか、悩む時もありました。

子育てに関心の高い旦那さんでしたから、私ひとりで決めるというよりも、彼も一緒に決めることも多かったんですよね。

夫婦のパワーバランスも崩れていたので、何かを選択する時には旦那さんの許可がないと通らない話もたくさんありました。

そんな中で、長女は「察する」が得意だし、人一倍に感受性が豊かでもあると感じています。

彼女は長女でもあるけれど、家族の中では『真ん中』なんですよね。

年上のパパ、ママがいて、年下の妹と弟がいる。

姉弟の中では一番上だけれど、家族のバランスをよーく見て、感じて、行動してくれていたのが長女だと私は思っています。

正直、そんな長女に私も夫も、頼ったり、甘えてしまった時期もありました。

父親が仕事でいない時には父親役を担い、母親が出かけている時には母親役や妻役を担ってくれていた。

パパとママが喧嘩して一緒に出かけない日が続いた時に、パパの運転する車の助手席にいつも長女が乗ってたこともあったんですよね。

当時の長女は、パパやママがお願いしたことをほとんど断ることはしていなかったと記憶しています。

家族の様子を見て、自分がどう振る舞ったらいいのかを常に考えていてくれたように感じたんです。
(実際に長女ちゃんからそういう気遣いがあったことを聞く機会もありました。)

長女自身にも、学校で人間関係の悩みや葛藤があったのに。

家族の前ではいつも明るく優しく振る舞う長女の姿を見て、「このままではいけない！」という危機感すら感じたんですよね。

危機感というのは、私自身の過去の投影もあったからだと思います。

「いい子」でいるというのは、「誰かにとって都合のいい子」になりかねない。従順に言うことを聞く、思い通り動いてくれる大人に育って欲しくない。私のように。

そんな思いがふつふつとわいてきたんですよね。

「長女が気を遣いすぎることなく、自分の想いを素直に出せる家庭の雰囲気をつくるにはどうしたらいいのだろうか」は、ここ数年、私の中で大切な、向き合う課題のひとつでした。

そこから本気で、家族と向き合いました。

何度も何度も何度も、時間をかけて向き合い続けました。

(ここに関して今回は省略しますが、なかなかに壮絶でした。今では良い経験をしたと思っています！) 

私が本気で腹くくって向き合うもんだから、自然と家族も向き合い始めたんですよね。

って、そりゃそうですよね。

我が家の中の「今までどおり」「当たり前」「普通」がことごとく覆されていくんだから、家族も変化に適応していかないとやってられない。

だいぶ荒治療、ショック療法だったかもしれませんが(笑)、結果的に私がだいぶ家族に気を遣わなくなり、自分を意見を伝えるようになったんです。

その変化に伴い、いつも頼まれごとを断ることのなかった長女も、嫌な時には嫌と言うようになり、自分の想いを素直に表現するようになっていったんです。

パパに対して「うっわ、それは引くわ…。」と真顔で言った時には本当に驚きましたが、その頃にはパパも娘の本音を受け入れられるようになっていて、「長女ちゃんがドン引きしてる！！笑」と食卓で笑いが起きたんですよね。

以前の我が家なら考えられない光景でした。

ただ、次第にその様なやりとりも増えてきて、コミュニケーションがだいぶ一方的ではなくなっていきました。

そうやって、私たちは少しずつ、でも着実に、家族の在り方を見直して、新しい絆を深めていったんだと思っています。

なんて、、、こんなストーリーがあった上での長女の言葉だったからこそ、本当に嬉しくて、ジーーーンと胸が熱くなったんですよね。

長女も本当に強く、たくましく、しなやかに、成長しています。あたたかい心が育まれ、よく笑い、楽しむのが上手な子だと感じています。

親バカフィルターがかかっていたとしても、本当に素敵な女性だなって思うんですよ。

ひとりの人としても彼女のことは好きですし、魅力的な人だと一緒に暮らしていて本当に実感しています。

そんな風に思っている人から、いっぱい褒められて感謝されたらさ、そりゃあ嬉しくてたまらないよね！！！という話なのであります。

しかもね、長女が書いてくれたママの印象って、私にとって『こんな人で在りたいな』『こんな人と思われたいな』の人物像と一致してたんです。

自分のお葬式でみんなから言われたい言葉がいっぱいつまってたんですよ。   

なんかもう、、、感無量です。

この感情を味わうために生まれてきたんじゃないかと思うほどに心が震えました。

大袈裟かもしれないけれど、感動を超えて、達成感すら感じました。

子育てにおいて、ひとまずの達成感。

生まれてきてくれてありがとう。ここまで育ってくれて、こちらこそありがとう。なのです。

これから思春期にもなるだろうし、また子育ての段階が変わっていく予感がしています。

それでも、今の気持ちを味わえたのは、一生の宝物。

今後も大切にしたい、貴重な体験となりました。

今後も手探りながらに、向き合い続けようと思います。

関心を向け、考え、向き合い続けることは、深い愛情だと思うから。

程よい距離感を保ち、彼女自身の力を信じながら、愛していこうと思っています。

今日は長く、熱くなりましたね。

ここまで読んでくださりありがとうございました！    

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