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読書日記・楽しくやることに集中したい

8月27日(日)

夏休み最終日。息子に「夏休み最後にしておきたいことはある?」と聞いたら「24時間ゲームをする!!」と返ってきた。夏休み最終日にとんでもないのをぶっこんできた(24時間後は学校なので、この提案は却下された)。


8月28日(月)

新学期スタート。息子は帰ってくるなり、上靴が小さくなってた!と言い出した。夏休み中に「子どもの足は夏に大きくなるから、上靴を履いて小さくなっていないか確かめてね」と何度も声をかけていたのに、息子は「ママうるさい」と言って聞き入れず、結局今になって上靴の小ささに気がついて困っている様子。これは自己責任という部分もあるのでは??これも親の責任なのか????なんてことを考えながら、一人で上靴を買いに行く。納得いかない。

読んでいたのは、稲垣えみ子さんの『寂しい生活』

稲垣さんのように家電を処分することはできないけれど、物を所有することで生じる不具合みたいなものはきっとあるだろうなと思ったので、あったら便利だけど無くても平気みたいなものを見つけて処分していこうかと思っている。家中の棚や引き出しなどに詰めこまれた、要るのか要らないのかハッキリしない物たちを、どんどん捨てていくのもスッキリして良いかもしれない。


8月29日(火)

歯科の日。口の中を掃除しますね~、痛かったら左手をあげてくださいね~、というお決まりの言葉をちょうだいした。痛くて左手をあげても「もう少しなのでちょっと我慢してくださいね~」とか言われるアレが来た!!思って身構える。痛かったので素直に左手をあげたら、掃除がストップした。しかし「痛いのはココですか?」と、痛いところを何度もチクチクとチェックされる。これは想定外だった(何回も左手をあげまくった)。

読んでいたのは、山崎ナオコーラさんの『鞠子はすてきな役立たず』

趣味は楽しみたい。けれど時に、こんなことをしていて良いのかな?という気持ちも芽生える。楽しむだけの時間を過ごしてもいいのだろうか?もっと何か「役に立つ」ことをしなければいけないんじゃないか??という気持ちがふつふつとわいてきて落ち着かない。

この本に登場する鞠子は、「役に立つ」ことよりも楽しむことを優先していく。その姿が一貫していてとても良かった。

「楽しくやるってことだけに集中したいんだね?なるほどなぁ」
「努力の先に何があるわけでもないのがいい。上を目指さない。競争しない。そこが素敵だな、と思ったの(略)」

『鞠子はすてきな役立たず』より引用

上を目指すこと、競争すること、それらを当たり前として生きてきた私にとって、鞠子の言葉はとても響いた。自分の楽しみよりも優先させなければいけないことが、生きていくうえではたくさんある。生きるってそういうことかもしれないけれど、自分の楽しい!に集中することも絶対に必要なんだよね。そうじゃないと人生の電池が切れる。

趣味をもっと楽しみたい気持ちでいっぱいになった。この本を読んで本当に良かった!!

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