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【読書日記】2021年7月19日

【7月19日(月)】
いつも同じ本を読むことに飽きてきた。再度が苦手なのは、この飽きっぽさも原因の一つだよな、とぼんやり思う。
というわけで、図書館へ行ってきた。

うさぎのみみちゃんの『戦うみみちゃんと不条理な世界』を借りる。

以前からTwitterで面白く読ませてもらってた話が、こうして一冊にまとめられていると、とても読みやすくてスラスラ読めてしまうし、共感の嵐で気持ちがちょっとしんどくもあり。

何となく思っていたけど、この本はメンタルが安定している時でないと読めないかもしれないな。

内容に共感できるのは良いのだけど、共感できるからこその重さがあって。みみちゃんの息苦しさが、まるで我がごとのように胸に迫ってくる。

友達や親との関係、そして社会との関わりなど、自分に自信が持てないみみちゃんの姿が、自分と重なりすぎる。

それでもこの本が世に出てくれたことは、個人的には物凄く意味があると思っていて。

みみちゃんの見ている世界、感じている世界は、決して稀な出来事なんかじゃなくて、おかしいな、どうしてかな、と思う人は必ずいるし、そういった私のような人にとって、この不条理な世界をイラストでわかりやすく世に伝えてもらえたことは、とても救われる思いもあるのだ。

学生時代の友人関係のしんどさとか、思い出したくないものだってあるけれど、あの時の辛さを言葉にしてもらえたこと、そうして改めてしんどかった時代を思うと、あの頃の自分は頑張ってたんだなーと、客観的に見ることも出来て、そしてしんどさが少しずつ薄れていくような感覚。

きっと根深い思いはなかなか消えないけれど、それでも辛かった思い出と離れていけたら。そんなことを思いながら、みみちゃんを読む。

生きるって戦いだった、そんな時代があったんだ、私にも。





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