弟が買ってきた、しんみり系マンガ。
惑星に観光旅行に来た青年の話。

いや、マンガでない部分もある。

カラーイラストのみの章。

カラーイラストと、それにつけられた説明のみ。
つまり絵本風。
説明を追っかけていくとストーリーになってる。

全体的に、夜、青、静か、の要素をそろえている。
印象だけでクリーンヒットを決めにくる作品だ。

第１部
星旅風景（プラネタリア歴２０５０年）

第２部
不眠少年、月へ行く（プラネタリア歴１０００年）

第３部
星旅少年（プラネタリア歴２０４５年）

第４部
トビアスたちの旅（プラネタリア歴３０３年）

上記の形で時系列になってる。
観光まんがの部分は第３部。
絵本の部分は第２部と第４部だ。
第１部はイラストからバックストーリを想像するしかない。

装丁は異世界観光ガイドブックといった態をしている。

基本は青と黒。ごくたまに赤。
青はきれいで、赤は涙が出る。

観光地というのに、人が少なくて、だいたい夜で、
（理由は第４部で）
青くて青くて蒼くて蒼くてたまに赤い。
泣けますね。

しかも続きっぽいのもあるというね。
その星旅少年シリーズは未読。

まあ絵本に近い一冊。
キレイなので、私には読みごたえがありました。
読むと、その静かさで痛くなるのは、保証します。
アート系マンガ（絵本？）としては完成度の高い一冊。
全然いいよ！

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