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アルドノア・ゼロ(2014年~2015年:全24話)【対比:A「読書紹介では小説と違いタイトルを決定すれば後は自動的に内容も決まる」:B「ようし、まずは面白いことを書くぞ~!」】

個人的には好きだったんですが、人気はいまいちで映画版とかも作られなかった10年代のロボットアニメ。
ロボットアニメ最終絶滅直前の生きた化石でもありました。
しかもバウムクーヘンエンド。(いや敵側主人公から見ればですが)

え?バウムクーヘンエンドを知らない?
ではお調べください。今日はバウムクーヘンの日なんですよ。

お分かりいただけたであろうか。
いや、まあ、失恋したのは敵側主人公なので知ったこっちゃないのかもしれないが。
しかし感情移入は断然こちらの方ができる。
どうしてもスレイン君の方が感情移入しやすいんですよねえ。
敵側主人公、スレイン君はとにかく不遇で、望みや願いは何もかもうまくいきません。
それでも後半は成り上がって、リーダー的存在になります。
しかしそれも・・・
報われない。やればできる子。苦労が多い。三拍子そろってる。

もう一人の方、地球側主人公は絵に描いたような天才だから。
もはやオレTUEE状態。安心して見れるのです。
この人が圧倒的な不利から合理性に基づいた信じられない逆転劇をやっていくところが作中のカタルシスなところなのであります。
少年名探偵感があるぞ、彼は。

おっと。
もう少し世界観設定を説明した方がいいですね。

この世界は火星に異星人の過去の遺産が見つかり、
火星帝国というのが出現した世界です(ヴァース帝国というらしい)
火星帝国はなんと封建制でして、圧倒的なメカを起動する権利を持っているかどうかで、社会的地位が決まります。
皇帝がいちばん偉いのは最初の発掘者だから。
そして貴族階級(火星騎士)は皇帝から下賜された起動権をもって、影響力を行使します。
騎士は、それぞれ独自の私設軍隊を持ち、巨大メカと都市型宇宙船を一機づつ所有しています。スレイン君は某騎士の従者として最初に登場しますね。

この巨大メカは一点もので、それぞれ特殊兵装があり、使ってくる武器が違っていたりします。
地球側主人公は毎度のこと、それぞれの弱点を見いだしつつ撃破していくわけですが。
(火星騎士はまとまって行動するということを基本しないので、各個撃破されます)

都市型宇宙船は地上に突き刺さり周辺を壊滅させた後、花のように開いて都市の形になります。
そして個々の騎士が軍事権をそれぞれ持っているので、この人たちのレベルで勝手に戦いが始まるんですね。

一方で火星帝国の時期後継者とされるプリンセスは、地球との和平推進派のようなのですが・・・何者かによって(ごにょごにょ)

まあ冒頭部分のストーリーはこんな感じになります。

第1クールのラストが衝撃的で、噂によると「水星の魔女」と似ているとの意見もありました。水星は観てないのでわからんこんらんなのですが。

第2クールのラストを見ると、続編を作りたかったみたいですが、人気が足りなかった。
私はスキだったんですけど、世評はそれほどでもない感じでしたね(泣)

またカラフィナが歌う初期OP「ヘブンリーブルー」は作品の世界観が良く表現されていて、一聴に値します。著作権の絡みでここには載せませんが、できたら聞いてみてください。

最近、本格的にロボットアニメが少なくなってきました。
まあ「別にロボット出なくてもよくね?」ということに日本社会がようやく気づいたようです。
しかしメカ分が少なくなるのは深刻です。
変なメカでいいんです。タコメカとかイカメカとかでも。
別にロボに拘りはないけど、なんでもいいからメカ成分をどこかで補給できないでしょうか。


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