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悪魔についての本に舞台や己や人間のことを考えさせてもろた

今日はまた定期的に表れるつらつらとした抽象的な頭のつぶやきです。
読み物にはなっていないので申し訳ありません。
と、前置きをしておいて。
最近手に取った、もとい取らせていただいた本で、「あっ」「おっ」ってことがありました。
出会う予定もなかった本なのですが、
だからでしょうか、色々とぞくぞくとしました。
ってことからの、いろいろつらつら。舞台のこと、頭のこと、己のこと。
 
最近ふと考えていたのです。
なんで私、舞台を観ているときあんなに頭が冴えてるねやろなあ? って。
冴えてはいない。
ただ、なぜあんなに頭の中をいろいろが駆け巡るのか、って。
ストリップのステージを観ていて。
時に、旅芝居の個人舞踊でもそうではありますが。
 
音楽がかかっていて、その音楽の中、舞台の上で肉体で表現がされる。
それだけでもうたくさんの情報量です。
舞台の上の人が何を伝えようとしているのかを捉えよう読み解こう、
(それが目の前の舞台と表現者に向き合うことであり礼儀であると思っている
(正しいかとかはわからないがいつも言う通り私の気持ち、コレね))
そうしようとしているだけでも結構頭の中にいろんないろんなことがよぎり交錯をする。
ひとつひとつの情報や考えが、さらに枝葉にわかれ、
いろんないろんな考えや情報となって、瞬時のうちに頭の中を駆け巡る。
浮かんでは消え、消えては浮かび、くっついたり消えたり、また浮かんだり。
ひと作品の、その音楽がかかる間に。
くっついたり消えたりは、これまでの自分の知識や経験の中にあるものと、で、
だから頭の中で自問自答とかも行われたりとかもして、
同時に、自分自身と向き合わされるというか、そんな感覚にもなる。
 
言葉にこだわる、こだわりすぎる人間だからこそ、も、大きいのでしょう。
肉体が伝えることばや言葉以上のものがたくさん感じられ、
惹かれたり、おもしろく(笑いという意味ではない)、魅了されたり。
そしてそれを言葉にしたいと思うのかもしれません。
 
やはり、舞台という「目の前に生の」「目の前で生の」であることが大きいのだろうな、と思います。
さらにそれがストリップということとなると、とてつもなく肉体、のということも大きいのかもしれません。
 
ってなことをこの間からつらつらと考えたりしていたのですが、
読んだ、いや、読ませていただいた本には、興味深いテーマが書かれていました。
 
脳の話。左脳には言語、分析、理性の座があり、右脳には感情、意欲の座があるんだって。
左脳がデジタル的、右脳がアナログ的なんだって。
これは脳に詳しい方ならもうご存じの話でしょう。
本では、ここからね、イメージの話へと、
さらには、繋がり、からの、癒し、への話へと展開されてゆくの。
イメージと生命力とつながり。癒しと医学。個と社会。
踊るのか、踊らないか?
さいごには有名な『IMAGINE』の歌詞も引かれてもいた。
 
文化人類学者で医学博士でもある著者が、
若き日に、ちょっと素敵に変わったフィールドワークを行って書かれた一冊です。
全然違う目的(国とかのこと)で手に取った、
いや、正確にはありがたいことに教わり手に取らせていただいたのですが、
なんだかいろんなことを考えたり、自分の中に入れる素敵におおきなきっかけにもなり、不思議だなあ、面白いなあ、ってなったのでした。
まだ一読しただけなので
まだまだ体の中にしっかり入っておらず、読み返すつもりですが、
今後のためにもちょっとここに今のいろんなアタマと共に置いておくことにしました。
 
すこしだけすこしだけ引用させて下さい。
ネタバレになりすぎないところを、なりすぎない程度に。
 
アートは単なる技術ではない。
アーティストの自己満足ではない。
揺るぎない技術を習得し、強烈な自己表現を行いながら、
その技も自己をも乗り越えるとき、そこに至高のアートが生まれる。
そのときはじめて澄み切った浄化のエネルギーが流れ出すのだ。
 
あとがきからもすこし。
 
「癒し」を意味するheal、
その名詞形で健康の意味のhealthといった単語が
「全体」を意味するwholeと同じく、
ギリシャ語のholosという語源から生じていることは象徴的だ。
全体性の中にこそ癒しはある。
それは人が自分自身がトータルな存在であると気づくとき、
そのトータルな全体の中に生かされていることに気づくときなのである。
 
何の本?
『スリランカの悪魔祓い イメージと癒しのコスモロジー』(上田紀行)
悪魔?! 悪魔祓い?! 
表紙の写真だけみて「なんか変な本」とか先入観を持ってそう口に出した己を恥じました。
もうちょっと、ちゃんと読み返す。

昔ね、ちょっと悪いことをして数年世間から離れていた旅役者に訊いたことがあります。
「怖いものってなに?」
「人間」
そうかもしれないなあ。
歳を重ねれば重ねるほどに人ってこわくなるよなあ。
そんな中、自分を裏切らないなあ、って思うのは、
私にとっては、やはり、出会う本や、舞台、なのかなあって、考えていました。
酒? 正直、酒はどうかわかりませんよね(笑)
言葉? 言葉はなんでも言えるし、人と人の関係性は他の人によくもわるくも影響する。
うん、だからこそ、私は言葉(中でも平易な言葉)にこだわりたいし、
ずっともっと精進してゆきたい書きたい書き上げたい書いてまいりたい。
 
この数か月、実は結構へらへらしながらも、落ち込んでもおりました。
少なくとも昔思っていた今の私はこんなにスマホはばきばきに割れてなかった(笑)
(歩いていたりしても思いついたこととかすぐメモするからすぐこけるし落とす。笑)
ありがたいことにこんなでも笑ってくれる人許してくれる人力をくれる人がいる。
人付き合いもなにもかもヘタクソですが、とろいながらも、返して参りたいです。
 
興味を持ってフォローさせていただいた著者のTwitterプロフィールには、
書かれていました。
 
「日本をもっと面白くて生きやすい社会にしたいですね」

うん。
 
ああ、やっぱりとっちらかってもた。また年末の挨拶みたいになったっ。もー。


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大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

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