名古屋では有名な、千種区のとあるラーメン屋さんへ行ってきました！「薬膳ラーメン」の元祖、「総本家　好来道場」さん。ラーメンに特別詳しいわけではないですが、「薬膳」に興味のある私は、ずっとここの存在が気になっていました。

こちらがその「総本家　好来道場」。「老舗」という言葉がぴったりな店構えです。

1日3時間(午前11時～午後2時)しか営業していないので、なんだかレアな感じがします。平日午後1時に来店しましたが、私の入店後、5人6人と次々にお客様が来店し、待ちの列ができていました。さすが名古屋で70年愛されている老舗という感じがします。

「好陽軒」「八事ラーメン好好」など、名古屋市内にのれん分けした弟子や孫弟子のお店が約10件ほどあり、その発祥のお店が昭和34年創業の、ここ、「好来」だそうです。

入店してすぐ右のところに注文する場所があり、注文とお支払いを済ませてカウンターに着席します。ちなみに私はメンマが好きなので「竹」を注文しました。（トロロ昆布入りの「快老麺（並)」も気になりました）

カウンター席に向かう私に「これよかったら食べて！」と優しそうなお店のおじいちゃんが、メンマと可愛い顔が描かれたミカンをくれました。入店して数分でいきなり心がほっこり。「メンマは味付けしていないから自分で味付けをして食べてみてね！」とのこと。有名店のメンマ。しかもたくさん入っていました。帰宅後の楽しみになりました。
「本日分、それで最後だよ～」とのことで、タイミングよく初来店にしてこんな素敵な手土産までいただけて、とても心温まる経験になりました。ありがたいです。

ちなみに、メンマはとっても体にいい食べ物ってご存じでしたか？ここで漢方医学の観点から簡単にメンマ（タケノコ）の効用についてご紹介します。

さて、待つこと数分。登場しました。薬膳ラーメン。メンマ多し、あふれんばかりのスープが入った好来ラーメンが奥のカウンターから私の前に置かれました。スープがあふれている！！！

お味は・・・

おいしい….!スープはさっぱり、そしてすごく優しい味でした。薬膳ラーメンと言われている所以は、いろいろな栄養のある素材をぐつぐつと煮てこのコクのあるスープを作っていることにありそうです。この優しいスープの味は病みつきになりますね。麺は中太麺で、もちもち。具は歯ごたえのあるメンマ、とろけるようなチャーシューにネギと、とってもシンプルなラーメンですが、このスープが本当においしかったです。今まで食べたラーメンの中で1番でした。なんとなくラーメンってカロリーや塩分の面で、食べることに罪悪感を感じるイメージだったのですが、薬膳ラーメンということで罪悪感なく楽しめました！

このようなご時世なので、店内ではみんな話すことなく黙々とラーメンをすすっていました。

ぜひみなさんも、感染対策をしっかりしつつ千種区にある「総本家　好来道場」に足を運んで、栄養満点の「薬膳ラーメン」を堪能してみてください。

漢方養生指導士　うみ