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水の國の管理者② (夢の創作物語)
我々は常に耐久性の高いスーツを着用しているので、水の重みを感じることも無いのだけれど、何故だか、ここの不思議な水にはスーツの機能も対応外なのかもしれないと思った。
「ここからは、段差になりますので。」
小さな生命体は、振り向くことなく静かに沈んでいった。
わたしも、その揺らめく姿の後を追い、足元の感覚を探った。
視界は若干不透明だったが、しばらくすれば、自動で調整が効くだろうとあたりを見ま
水の國の管理者① (夢の創作物語)
それにしても、此処の水質維持システムは極めて目を見張るものがあるな。基準値は我々が保有する地区よりはるかに高いというのに。素晴らしい…
そんなことをぼんやり思いながら、わたしは低空飛行を続けていた。
眼下には、壮大な水の國が広がっていた。
造り込まれたその徹底した王国を視察することが許可されていた。
ありとあらゆるテーマパークを集結させたようなその水の國は、静かにその営みを誇っていた。