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✓アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

▽あらすじ
引っ越ししてきたアパートで出会ったのは、
悪魔めいた印象の長身の青年。
初対面だというのに、
彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
彼の標的はたった一冊の広辞苑!?
そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、
なぜか僕は結構の夜、
モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ。


▽印象に残った文章

「鳥の糞にまみれた手よりも、
自信にまみれた言葉のほうが汚いと思う。」

「世の中の動物や人間が
幸せになればいいと思うのは当然だろ。
生まれ変わりの長い人生の中で、
たまたま出会ったんだ。
少しの間くらいは仲良くやろうじゃないか。」

政治家が間違っている時、
その世界の正しいことはすべて誤っている。


▽感想
過去と現在で話が進んでいく。
本でないとできない仕掛けがあった。

ドルジが背負った悲しみと恨みは想像がつかない。
純粋で真っすぐだったドルジ。

鳥葬は儀式なだけで殺人ではないといったドルジ。
そのドルジが人に向けて行った鳥葬はどんな意味があるのかな。

明るくて良い話なように思えるけど、
最後に向けての衝撃が凄い。

テンポが良くて好き。


✓アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎/東京創元社

↳サンプルもありますので、ぜひ

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