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✓傲慢と善良/辻村深月

▽あらすじ
婚約者の坂庭真実が姿を消した。
その居場所を探すため、
西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。


▽感想
結婚するのは他人と一緒になること。
その他人が今まで何を感じて、何を考えてきたか
気になるのは、人によって分かれると思う。

でも、架は真実と向き合いたくて
真実の過去にも真実が何を考えていたのかにも
きちんと向き合った。

自分の婚約者が今までどんなことに悲しみ
苦しんできたかは、
私は共有し合うべきと思う派ではある。

真実は苦しんでいたし、叫んでいたし、
誰かに助けてほしかった。
気づいてほしかった。

真実の過去と環境は、誰にでもあることだと思う。
でも、相手の婚約者がおかしいと思えば
それは当事者たちの常識ではなくなる。


✓傲慢と善良/辻村深月/朝日新聞出版

↳サンプルもありますので、ぜひ

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