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大好きな「うどん」原型が平安時代のお菓子「はくたく(餺飥)」だとは知っていたけれど、讃岐うどんの原型も空海が伝えた「はくたく」だったとは‥😅

こんにちは、DJムッチーです。
「うどん県香川の綾川町で、うどんの原型と言われる『はくたく(餺飥)』作りに親子で挑戦するイベント開催」という記事を見つけたました。
無類のうどん好きの僕としては、うどんの発祥は奈良県で、遣唐使が伝えた唐菓子の中の「はくたく」が、後にうどんになっていったとされていることは知っていました。もちろん、根拠となる文献も残っています。
遣唐使が持ち帰った土産を朝廷に見せるのは当たり前のことで、奈良が日本における発祥の地になるのは仕方が無いですね。一条天皇が春日大社を訪れた際に 「はくたく」 が振る舞われたという記述のある文献すらあるので、奈良発祥で問題ないと思います。
しかし、うどん県香川の綾川町では、空海が唐よりもちかえった「はくたく」が、讃岐うどんの原型となり、讃岐一帯で食べられるようになったとお考えの様です。

讃岐うどんは、弘法大師が伝えた

平安時代に空海が中国から、うどんの製法を故郷の香川に持ち帰り、姉が住む綾川町にある寺院・龍燈院に伝えたという伝承を基に、綾川町は「讃岐うどん発祥の地」とされているようです。これは、うなづける話で、空海は「ごま」や「くず(葛)」などの様々な食品を日本に伝えています。綾川町の謙虚な所は、うどんの原型は「はくたく」であるとしているところです。奈良に少し気を遣ってらっしゃいますねW
はくたくの原型を見ると、これがうどんになるのかと少々疑問です。

はくたくづくりに挑戦中(綾川町) 四国新聞の記事より

「はくたく」ってどんな物?

「はくたく」は20グラムほどの小麦粉に塩水を混ぜて生地として、三つに切り分けます。手でギョーザの皮のように約6センチ四方に延ばして、10分ほどお湯でゆでて完成です。多分これ、トルコ料理のマントゥ―が原型なのではないでしょうか?小麦粉の料理は、ユーラシアの東で発達してシルクロードを渡って中国に伝わっていることが多いので、そう推察できます。
日本の饅頭の原型もこのマントゥ―であると以前記事に書きました。
(よかったら読んでね・・・)

それから時が経って、平安の人々が食していた「はくたくうどん」は、小麦粉に米粉や山芋の粉などを混ぜた太い平麺に、醤(ひしお)をつけて食べていたようです。醤は醤油のルーツと云われる古代の発酵食品でうま味が凝縮されたものです。現在でも奈良では、はくたくうどんを食べることができます。特に春日大社の近くのお店は力を入れておられます。
桜の季節にはインバウンド少な目の奈良におでかけくださいね・・

これが後にうどんになるとはね・・・
春日大社近辺では本場のはくたくうどんがいただけます。

空海は最澄と伴に804年に遣唐使として唐に渡っています。
この二人が、後に日本の仏教の礎を築いたことには、浅からぬ縁があるように思います。空海はうどんを最澄はお茶を日本に伝えたのです。最澄のお話は、またいつか書くことにします。

僕は以前、全日空夏の沖縄キャンペーンのコピーライトを依頼されてたことがあります。その時「空海最澄」をキャッチA案で提出したら、見事に没になりました。「意図は分かるが、やばい」と言うのがクライアントの担当の判断でした。ライターの皆さん、空海最澄は旅行キャンペーンのキャッチにはしてはいけませんよ!・・やばいらしいですW
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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