「嘔吐恐怖症」すらも人生の道しるべ

「大学生文化」になじめず虚無感に襲われた大学時代の記事にちらっと書いたのですが、私は物心ついたころから「嘔吐恐怖症」という吐くことに対する異常な恐怖感を抱えてしまう症状(?)がありました。自分が吐くのも他人が吐くのを見るのもだめで、小学校以来吐いていません。吐くのが嫌なのでお酒を飲みたくない、という気持ちもありましたし、カキとか食中毒が起きそうなものは食べたくないので生ガキは食べたことがありません。そのくらい怖いのです。

それでも今は少し緩和されて、割と平然としていられるようになりましたし、恐怖症に人生が振り回されることもなくなりました。心療内科に行っていたときも嘔吐恐怖症については理解の深い先生はいないのだな、と思いましたし、まだまだマイナーかつ理解者が少ない症状なのかなと思います。でもこれって結構人生を左右するくらいの恐怖症で、私は小さい頃から、吐いた物を処理する可能性のある職業には絶対につかないと決めていて、学校や幼稚園の先生、医者など医療従事者、飲食店(居酒屋・カラオケ特に)、福祉系、乗り物に乗る仕事、ホテルなどです。公務員もかなり危うい選択で、私のいた部署も乳幼児健診の担当などになってしまうと、モノにお目にかかることがあるようだったので、担当ではなくて本当にラッキーでした。職業選択の幅を狭めたくなるくらい私にとっては大きな恐怖症なのです。

深夜の終電とか絶対乗りたくないですし、酔っぱらいがいる飲み会もだめです。バス旅行とかでも子どもがいると「吐かないかな…」と思ったりして気が抜けません。海外なんて場所によっては水が悪くて食中毒になりそうだし、あんまり行く気になりません。旅行にあまり興味がないのもそのあたりの事情があるかもしれません。遊園地の3Dメガネかけてシアターが揺れる系のアトラクションも大の苦手ですし、ぐるぐる回る系のアトラクションなんて何が楽しいんだろうという感じ。妊娠中のつわりも怖いし、よく世のお母さんはつわりに耐えられるなぁと尊敬します。このように、この恐怖症があることで行動が制限されてきたのが今まででした。

今は不安感とかもないし、基本的には心の平穏が保たれているので、多少のことでは動じないとは思いますが、できれば出くわしたくないですね。精神的に不安定な時は余計恐怖症もひどかった気がします。今まで学び試してきた自然療法やスピ系への覚醒、目覚めを機に、そういった恐怖症に振り回されなくなりました。調子が悪くならないよう体調にはいつも気をつけているし、できるだけ健康でいることを第一に生活しています。

なぜこの恐怖症があるのか、はっきりしたことはわからないのですが、おそらくこれも過去生に関係していると思っています。私が記憶している限りトラウマっぽい出来事は思い浮かばず、物心ついた時にはもう怖いという気持ちがありました。以前とある方に見てもらった時は、船乗り(?)かなんかだった過去生があるようで、ずっと気持ち悪くてつらかったそのときの記憶が関係していると言われました。あとは、最近「魔女」に興味が出てきて、色々調べたりしているところなのですが、私もそういう過去生があって、誤って毒草を食べてつらい思いをしたことがあったのかな、と思ったりもします。本当のことはわかりませんが、十分ありえそうです。最近親しくしている「この人過去生で魔女だったんじゃないかな」と思う人数名がやはり嘔吐恐怖症の症状があるとのことで、関係性をもう少し調査してみたいです。マニアックですが。

私がやりたいことって医療寄りですし、教えることにも興味ありです。もし嘔吐恐怖症がなかったら、医者や医療従事者、先生になる、と思う可能性もありました。しかしこの嘔吐恐怖症があったことでそうはならず、本質的な治癒を促すであろう療法やヒーリングに目覚められたのは幸いだったなと思います。教える仕事にしても、教職員だと色々な縛りもあり、やっていることが本質的ではないしためにならない、と思いながらやる葛藤に苦しみ、結局退職していたので同じことだったろうと思います。

すべてのことには意味があり、恐怖症でさえも自分の歩む人生の道しるべになっていたということです。ですから、今辛い症状でお悩みの方もいつかきっと、「それはこういうことだったんだ」と気づくときが来ると思いますので、あまりくよくよ悩まない方が良いですね。前向きな気持ちの方が免疫力が高まるのは明らかなので。長年悩んでいた「嘔吐恐怖症」すらにも感謝できる、ずっとくよくよ悩んでいた頃から一回り成長できたかな、と感じます。

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