解散報道に見る「どっちが悪い」という不毛さ

久しぶりに夢追いと無関係記事。先日国民的人気グループSMAPが解散することが発表され、メディアも一般庶民も大騒ぎになっています。もちろん、メディアが必要以上に煽っていることは言うまでもないのですが、1月に解散話が出ていたため、解散だけでは盛り上がりに乏しいと判断したのか、1人対4人の対立構造や事務所内のいざこざなど、不仲ネタでずっと引っ張っている感があります。

「○○を擁護するような記事は偏向だ」とか「●●が悪者扱いされている!」とかネットを見るといろんな意見が飛び交っているようです。私はもちろんメンバーの方にお会いしたことはないので、本当のところはどうだったかなんて知る由もなく、ネット情報を見ていてもわかるはずはありません。このニュースを見ていて感じたことは、必要以上に対立を煽って関心を集めたいんだなぁということ。この間に、大衆から目をそらせたい重大ニュースが出てくる可能性も大です。

支配層というのは、庶民同士を対立させることで、一気団結されるのを防ごうとしていますし、共通の仮想敵を作ることで本当の黒幕に気づかせないようにすることに長けています。たとえば、男と女、若者と中高年、日本と海外…などなど、二項対立的に語られる要素は無限大にあります。支配層は、二項対立のどっちが良い悪い、多数少数を決めたいのではなく、その二項対立構造に人々が陥ってしまうことをねらっているということです。どうでもいいことで対立させることが目的なのですね。私もこのネタで記事を書いている時点で、支配層の思うつぼなのかもしれません。

二項対立ということはすなわち二元論ですが、この三次元の地球は二元論に基づいて創られているので、どちらか一方ということは構造から言ってありえないわけです。光と闇、陰と陽、男と女、過去と未来、私と他人…など、すべてが二元論で成り立っています。片方がなければ片方も存在しないのに、どちらかが良い悪い、と優劣や善悪の軸で判断しようとしてしまうのが私たちのエゴ。そのエゴが肥大しまくって、いくところまでいったのが荒廃した現代社会です。

エゴの反対は何かというと、ハート、すなわち気持ちの部分です。エゴは計算や損得勘定で動くので、本来やりたいことではないことをやろうとしたり、短絡的なメリットデメリットだけで判断しようとします。ハートは魂とつながっているので、心から○○したいという気持ちに素直に従っていると、魂の目的に合致した人生を歩めると言われています。もちろん、エゴが悪い、ハートが良いということではなく(その発想が既に二元論的)、うまいことバランスを取った状態を保つのが、この三次元の地球で生きぬくコツです。

支配層は、我々が奴隷として盲目的に生きてくれることを望んでいて、魂の目的通りの人生を歩まれることを恐れています。それで、ハートを目覚めさせないようにするために、過度な資本主義に世論を操作したり、些細なことでもすぐに対立構造「どっちが悪い?」に持っていこうとします。エゴが暴走してくれた方が都合が良いということです。○○という国は反日感情が強い、とか、性的タブー感の植えつけ、芸能人の不倫やグループの解散報道…などなど、すべてはハートから目を背けさせ、エゴを強化しようとするための思惑なのです。

すべてのものに良い悪いも優劣もありません。今回の騒動についても、どちらが良い悪いではなく、みんなの大切にするものが違っただけで、その「違い」が大きすぎて折り合いがつかなかっただけだと思います。あえて最悪な結末を望んだ人はいなかったはずですからね。ただ、一元論的ソング「世界に一つだけの花」が大ヒットしたグループだっただけに、現実はあの歌の通りってわけにはいかなかったのだな…と残念な気持ちは正直ありますけどね。

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