「当たり前・常識」ほど疑わしいものはない

昨日は選挙の話題を少ししてみましたが、相変わらず世の中を穿った視点で見ている私は(「穿った視点」でニュースを見る習慣を記事参照)、「投票へ行こう」という至極当たり前に言われている概念にも疑問を持ち始めてしまいました。すべては支配層の既定路線、シナリオがあり、選挙そのものが参政権が人々にあると思わせるための茶番なのではないかなという疑問がぬぐえないのです。見せかけの参政権を行使すればするほど、「あなたたちが選挙で選んだんですよね」と責任を押しつけられる。でも実際は支配層のシナリオ通りに進むだけで、私たちの民意が反映される選挙結果にはならないということ。

今の私にはその考え方が結構しっくりきていて、投票率が高いほど、「あなたたちの民意が反映されて選ばれた」感が高まるわけで、ひどい政治になっても国民は何も言えないことになる。もし仮に、投票率が0%で誰も投票に行かなかった場合、おそらくくじか何かで選ばれるのでしょうが(法律チェックしてません)、その人たちがめちゃくちゃな政治をしても「私たちはその人たちを選んでません」という顔ができる。しかしその一方で「あなたたちが参政権を放棄したんだろう」と言われる可能性もあって、メリットデメリットは表裏一体という感じもします。

私たち庶民がいかに国のシステムに依存せず、民間レベルで豊かな暮らしができるか、ということにエネルギーを注いだ方が良いというのが、現時点での私の考えです。今回の選挙で、投票すること自体が国のシステムに自分が参画していることの表明になってしまうのだな、ということを実感しました。お金はただの金属や紙切れですが、人々がお金と信じているから価値があるという貨幣価値の原則があります。それと同じで、国のシステムが成り立つのは人々がそのシステムに依存し、支配下にあることを受け容れているからです。国民がシステムに対して総ボイコットするようなことがあれば、システム自体が成り立たなくなる可能性もあります。

しかしながら、国民のすべての意識をそちらの方向へ持って行くのは無理な話であり、全く現実味がありません。システムを離れようとする人と、システムに依存し期待する人が同時に存在する限り、エネルギーの注ぐ方向が分散してしまって、結局すべてが立ち行かないことになると思います。この世の基本構造は、「支配層ー被支配層」の二項対立なのですが、被支配層(我々庶民)の民意がバラバラなので、支配層の思うがままということ。被支配層が分裂すればするほど支配層の思うつぼで、そうなるようにメディアによる世論操作など様々な方法で被支配層を対立構造に持ち込もうとします。デモや署名運動など、反対運動を起こすという選択肢もありますが、反対運動にエネルギーを注ぐ=反対運動をすれば政治は変わるかもという期待があるわけで、結局システム依存には変わりありません。私自身は、システムを離れていかに豊かな共同創造の社会を築くかを考える方が建設的だと思っています。

タイトルの話に話を戻すと、世の中で当たり前に言われている「常識」ほど疑わしいものはなく、特に自治体(国の傘下)が推奨していることはかなりアヤシイと思った方が良いと思っています。「投票へ行こう」の是非もそうですが、ワクチン接種、一日3食バランスよく食べなさい、健康診断や人間ドッグに行くべき、振り込め詐欺に気をつけろ、などなど、特に健康・医療系が顕著ですが、「自治体」というクリーンな印象で人々を洗脳しやすいという性質をフル活用して訴えられる言説には、細心の注意を払う必要があると思っています。そのまま鵜呑みにすると支配層の思うつぼなのではないかと。

私はいつも深読み深読みしすぎな傾向があり、「自分の考えは他人と違うのかな」と思うことが多いです。何も考えず思考停止でこの社会をエンジョイできたらどんなに良いかと思うこともあります。そういう生き方が幸せということもあるからです。ただ、私のおそらく魂レベルからの願いとして、「世の中を変えたい」というものはあるようで、今の荒廃した世の中をどうにかもっと人々が生きやすい社会にできないか、というエゴはいつも浮かんでしまいます。もちろん、政治で世の中が変わるとは全く思わないので、人々の意識を変えるようなことができれば、私の魂は満足するのではないかと自己分析しています。

これから、ますます意識の二極化が進むだろうというのはいろんなところで言われています。原因は外にあると思い込んで他人への期待と失望を繰り返す人、自分の意識を徹底的に見つめ直し、建設的な社会の創造への行動をとれる人。「すべては意識」。今の社会も集合無意識の投影の結果です。人々の意識が変わることでしか世の中は変わらない。その心情を胸に、これからも私の思いや考えを地道に発信する活動を続けていこうと感じました。

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