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【本音座談会】育休取得経験者に、育児やムラタのリアルを語ってもらった!

みなさん、こんにちは!村田製作所の広報担当です。

今回は、ムラタで育児休業制度(以後、“育休”)を活用した経験のある従業員にお集まりいただき、リアルな体験談を語ってもらいました!
その座談会の内容をまるっとお伝えします😊


ムラタの育休取得状況について


ムラタは、「従業員の生活と仕事に良い相乗効果をもたらすこと」を目的に、仕事と家庭の両立を支援するさまざまな制度を拡充しています。 
例えば育休においては、男女ともに育児参画しやすい環境の整備を進めており、直近5年間の育休取得率の実績は以下グラフのとおりです。

計算方法:(育休取得率※)=(年度内の育休取得者数)÷(年度内にご自身/配偶者が出産した人の数)
※育休取得と出産の年度が異なる場合、上記の計算式の分母と分子に計上するタイミングがずれるため、100%を超えることがあります。

男性従業員の取得率は、高い取得率を継続している女性従業員の取得状況に比べてまだ低いものの年々向上しており、当事者の意識や行動の変革だけでなく、職場での理解促進やサポートが得られやすくなるように、取得を後押しする活動をおこなっています。

今回、座談会に参加するメンバーは…✨


はじめは、周囲に迷惑をかけないか不安だった…


- 育休取得のきっかけや期間、タイミングについて

広報 :まずは、みなさんの育休取得のきっかけを教えてください。
宮川さん :もともとは、同じ部署の先輩方が男性育休制度を活用されているのを見ていたので、自分自身にもそのときが来たら、育休を取得したいと考えていました。

西出さん :私も、妻の妊娠前から子どもを授かったら育休を取得しようと決めていたので、予定日が分かったタイミングで申請しました。

広報部 :取得期間はどのくらいでしたか?
宮川さん :妻の産後3か月のときに、1か月間の育休を取得しました。

西出さん :妻の出産予定日1週間前より、約100日間の育休を取得しました。  実際には予定日の1週間前に生まれたため、育休初日から育児が始まりました。

出野さん :生まれる前にどのくらいサポートが必要か、など分からない部分も多いと思いますが、育休取得はどのようにして決められましたか?

宮川さん :妻が里帰り出産から自宅に戻るときに、妻の不安や負担を減らしたいと思い、このタイミングでの育休取得を決めました。

西出さん:妻の実家は遠く、義両親も働いているので、里帰り出産はやめておこうという話になりました。
その上で、取得時期や期間を家族で相談して決めました。

広報部 :女性の場合、出産=産休・育休に必然的につながりますが、出野さんは、どのくらいの期間取得されましたか?
出野さん :休まない、という選択肢はないですからね(笑) 
第一子のときは1年、第二子のときは11か月の計2回育休を取得しました。

広報部 :2人目のお子さんを海外で出産されたと伺いましたが…
出野さん :はい、長女が4歳のときに夫の海外転勤が決まり、海外赴任同行制度※を活用して、ドイツに家族で暮らしていました。
そのときに第二子を授かり、海外赴任同行制度から産休・育休に切り替えて、そのままドイツで第二子を出産・育児をしました。  

※海外赴任同行制度…配偶者が海外転勤になった際、同行するために最大3年間休職できる制度

ドイツでのおでかけショット📷(出野さん)


- 育休取得に対する周囲の反応

広報部 :育休取得について周りに伝えるときはどんな心境でしたか?
また、どんな反応をされましたか?
西出さん :上司に相談する際は少し緊張しましたが、同じ部署の先輩(男性社員)も取得されている方が数名いらっしゃったので、相談しやすかったですし、すんなり受け入れてもらいました。

宮川さん :私も少し緊張はしましたが、西出さんと同様に、同じ部署の先輩方が男性育休制度を活用されており、上司にも相談しやすかったです。

出野さん :受け入れてくれる風土ではありますが、やはりはじめに上司に相談するときは、どのような反応をされるか…と少し緊張しますよね。


- 育休前に不安に感じていたこと

広報部 :お休みに入られる前に、不安などはありましたか?
宮川さん :自分が抱えている仕事を引き継ぐことになるので、不安や申し訳ない気持ちがありました。

西出さん :私も、増員があるわけではないので、周囲に迷惑をかけることを不安に感じていましたね。

お仕事中の様子(西出さん)

出野さん :女性は実際にお腹の中に子どもがいて体の変化があり、休むしか選択肢がないので徐々に心の準備ができますが、男性は体の変化がない分、気持ちの整理が難しいですよね。

広報部 :出野さんはお休み前の不安はなかったですか?
出野さん :休む前は特になかったかな。もうこれ以上は働けませんという状態でした(笑)
周りも自分も、お休みに入るかなり前からそのつもりでいるので、時間をかけて後任者への引継ぎができましたし、休む直前は仕事のことよりも出産の方が不安でした。


子どもの成長を間近で楽しめた、あっという間の育休期間


- 育休期間の過ごし方

広報部 :育休期間中はどのように過ごされましたか?
宮川さん :妻が家事に、私が育児に集中する、という分担でした。
 おかげで一通りのことができるようになり、また、子どもの近くで成長を見守れる機会になり、とてもよかったです。
また、育児をしながら本を読んだり自己啓発にも取り組んだりしました。

お子さんにミルクをあげる様子🍼(宮川さん)

広報部 :お休みの期間中にも自己啓発の時間も作って両立されていたことがすごいですね。出野さんはいかがですか?
出野さん :わたしは1人目の育休中は、すべてが初めての経験でどうすればよいか分からずに精神的に落ち込むこともいろいろありました。2人目は知識や経験がある分、楽しむことができましたね。
育児は大変なこともありますが、子どものそばにずっといられる育休期間を楽しもうという気持ちになれました。

西出さん :2人目のお子さんが生まれてからドイツで育児をされましたが、日本との違いはありましたか?

出野さん :何もかもが違いました。例えば、出産して2日後に退院し、お医者さんには「退院後はなるべく毎日外に出るようにしてください。」と言われました。退院後そのまま生まれたばかりの子どもを連れてカフェに寄ったら、周囲の方も「可愛いね~」とたくさん声をかけてくれます。
日本では、「生後1か月はなるべく外に出ないでください」と言われますし、そんなに小さい子どもを外で見ると驚きますよね(笑)

ドイツでの育休中の1枚📷✨(出野さん)

西出さん :本当に全然違うんですね(笑)

広報部 :西出さんは、どのように過ごされましたか?
西出さん :家事も育児も同じくらい分担していました。
子どもが小さかったのであまり外に出かけたりはできていませんが、毎日いろいろな成長を間近で見られたのが嬉しかったですね。

お子さんとのおでかけショット📷(西出さん)


- 最も印象に残った出来事

広報部 :育休期間中に最も印象に残った出来事はありますか?
宮川さん :お食い初めで両親のところへ連れて行き、孫に会わせることができたのが印象に残っています。
また、ひとつの出来事というよりは、毎日一緒に過ごせるのが何より良かったです。

お食い初めでの1枚🐟

出野さん :私も、日々いろいろなことがあったので、毎日が思い出ですね。

西出さん :私は生後100日目を迎えたときが印象に残っています。長いようであっという間でしたし、とても感慨深かったです。

100日 記念日🎈

出野さん :そういえば毎日、成長日記を書いていました。その日に撮影した写真を貼って、あったことを記録に残していました。100日目を迎えたとき、とても感慨深かったことを思い出しました。

毎日の成長を記録した日記📖

西出さん :自分もやっておけばよかったな・・・と今思いました。

広報部 :後から読み返すと、いろいろな思い出が詰まっていて良さそうですね。


- 大変だった出来事

広報部 :楽しかったことや印象に残ったことをお話しいただきましたが、
逆に大変だったことはありましたか?

西出さん :寝かし付けが大変でしたね。3時間おきに目覚めてミルクをあげて、寝かしつけて…の繰り返しで、やっと寝かしつけられたと思い、ベッドに寝かせるとまた目が覚めて…。

出野さん :寝かし付けが大変な時期が終わり、ぐっすり寝てくれるようになったと思ったら、また頻繁に起きる時期が来ますよね。

宮川さん :私もやはり、寝かし付けが一番大変でしたね。うちはあまり泣かなかったのですが、バタバタと物音がして気になって見に行ったらぐっすり寝ていた、ということが何度もあり。そのバタバタという音が気になって眠れない時期が続きました。

出野さん :私は1人目の子どもの出生時の体重がとても小さく、最初はとても大変でした。
検診でも毎回、成長のためにこういうことをしてください、といろいろなことを言われて、自分のせいだと思ってしまったり、育児に対するプレッシャーを感じたりしました。

広報部 :1人目だと分からないことも多くて、さらに大変ですよね。


- 職場への復帰に向けて

広報部 :育休期間が終了する直前はどのような思いでしたか?
宮川さん :あっという間でした。仕事に戻ることで子どもと一緒にいる時間が短くなると思うと、残念な思いになりました。

西出さん :妻の実家も遠いので、仕事中の家族が心配だという気持ちでした。

出野さん :寂しいというよりも、復帰後どんな生活になるのかが心配でした。
復職前は感傷に浸る時間もなく、朝早く起きて自分の身支度をして、子どもの着替えとごはんを食べさせて・・・
私は会社へ、子どもは保育園へ行く練習を何度もしていました。

復職後も、子どもとの時間を大事にしたい!


- 復職後の気持ちの変化

広報部 :職場への復帰後に、家庭や仕事への向き合い方や気持ちに変化はありましたか?
宮川さん :仕事に関しては、復帰した瞬間に一気に引き戻された感覚でした。
復職後も、子どもと接する時間をなるべく持ちたいと思っていたので、毎朝子どもを朝起こして、ミルクをあげてから出社するようにしています。

お仕事中の様子(宮川さん)

西出さん :仕事に関しては、自分がいない間もちゃんと回っていたので、ほっとしました。
最初は早く帰って子どもとの時間をなるべく作るようにするが、そのうち残業で遅くなってなかなか時間を取れないようになるのでは…と思っていました。
しかし、今でもほぼ定時に帰るようにして、できるだけ子どもとの時間を持てているように感じます。

出野さん :「そんなに早く帰らなくていいよ~」とは、まだ言われていませんか?(笑)
2人 :まだ大丈夫です(笑)


- 育休制度に対する想い

広報部 :あらためて、育休制度について思うことがあれば教えてください。
出野さん :今は、周りの男性で育休を取らない人はいますか?

西出さん :期間は人それぞれですが、周りの人はみんな取っているように思います。

宮川さん :ちょうど私の先輩も、今週から2ヶ月の育休に入ると聞きました。

広報部 :私たちの周りでも取りやすい雰囲気ができていると感じますね。

宮川さん :取る人が増えていくと “お互い様”になって、ますますみんな取りやすくなっていくと思います。

広報部 :そういう流れが会社全体でできていくと良いですよね。

出野さん :そうですね。また、育休以外にも制度はかなり揃っている会社だと感じています。
私自身、海外赴任同行制度も活用できたのは良かったです。また、子どもが小学生の間は時短勤務制度を使うこともできますが、私は活用しませんでした。
自分の人生がどうありたいか、によって取捨選択し、好きなように働けるのが良いと感じます。
何かを諦めずに、自分の満足するラインを目指すことができています。

お仕事中の様子(出野さん)

広報部 :ライフイベントにあわせた制度がいろいろあって、それを使うかどうかは個人の自由なので、柔軟な働き方ができる会社だと思いますね。

出野さん :周りに迷惑をかけるかも…など心の障壁はあると思いますが、それを取り払って周りもお互いに理解し、サポートしあえるようになるといいですね。

広報 :本日はご協力ありがとうございました!
参加者 :ありがとうございました!

さいごに


育休取得経験者の座談会レポートはいかがでしたか?🎤

育児を起点にプライベートの過ごし方や、職場の雰囲気、会社の制度、働く価値観などさまざまな観点でお話しいただきました!
リアルな体験談をたくさんお聞きして、とても刺激的でした…✨

人生にはさまざまなライフイベントがありますが、自分らしい選択ができるように、あらためて自分がどうありたいかを考えるきっかけになりました😊

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
次回のムラタのnoteも、ぜひ楽しみにしていてください🎶


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