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ほろ酔いラプソディー『23.谷中生姜と味噌』

スーパーに並び始めた谷中生姜を見て、忘れていた10代を少しだけ思い出す。当時通っていた高校は吉本ばななの母校もすぐ近くの谷根千エリアにあって、谷中という文字から忘れていた母校の教育理念を思い出した。

寺子屋から始まった高校だから教育理念が「一隅を照らす」という偉いお坊さんの言葉で、自分のいる場所や立場は世界から見たら片隅だけど、そこでベストを尽くすことが大切という教え。

見方を変えればそれは、何気ない日常の平凡な一瞬もスポットライトを当てれば輝いているってことだろうか。高校生のときは考えもしなかったけど、今の時代には心に染みる言葉だなと思った。

あの頃に思い描いていた未来は大舞台で活躍しているはずだったから、それに比べれば今の場所は確かに一隅だけれども、自分にとっては掛け替えのない場所だから、むしろ胸を張って生きていきたい。

『 私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う 』

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谷中生姜の肉巻き

材料
・谷中生姜
・豚バラ薄切り肉
・味噌1、酒1、砂糖0.5
・豆板醤(お好みで)
作り方
1.谷中生姜を1本づつ切り分ける
2.1の茎を適当な長さに切る
3.調味料を混ぜておく
4.2に豚肉を巻いてフライパンで焼く
5.肉に火が通ったら3を加える絡める
6.お好みで豆板醤と一緒に器に盛る

※調味料は比率です。
※豚肉の油だけで十分に焼けます。

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