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50年後の未来は、どんな世界だろう?

「人類史上、最も重大な決断が今なされようとしている。」− ユヴァル・ノア・ハラリ −

人類の過去についての物語であるベストセラー「サピエンス全史」の著者 ハラリ氏。彼の最新作「ホモ・デウス」は、人類の未来像が描かれている。

「デウス」はラテン語で「神」という意味。遺伝子工学やAIというテクノロジーを武器に「神のヒト」になるという物語。

ホモ・デウスの世界では、これまでにない圧倒的な不平等な社会になる可能性があるという。ごく一部のエリートと、AIによって無用になった「無用者階級」に分断される。それは、かつてない階層社会の到来である。

なぜ、そのようなことが起こるのだろう?

40億年もの間、生命は自然淘汰の法則に支配されてきた。それが、病原菌だろうと恐竜であろうと、、、。しかし、人類は今まさに、テクノロジーによって生命をつかさどる最も根源的な法則を変えようとしている。つまり、人類がテクノロジーによって非有機的な生命体を創り出す時代が幕を開けようとしているからです。

人類は新しいテクノロジーを生み出すことで力を獲得してきた。例えば、農業の発明によって人類は巨大な力を一握りのエリートや貴族、聖職者らに独占され、農民の圧倒的大多数は、狩猟採集を行って生きてきた祖先やりも劣悪な生活を強いられる羽目になったのである。

人類は力を手に入れる能力には長けていても、それを使って幸福を生み出す能力には長けてはいない。それは、複雑な心の動きを簡単には理解できないからである。

2050年の世界がどうなっているかは誰にも分からない。どのようなスキルが必要なのか、誰も答えを持ち合わせていないのである。今、子どもたちが学んでいることの多くは、彼らが40歳になる頃には無意味なものになっている可能性が高いのである。

だからこそ、一緒学び続け、自己を絶えずアップデートし続けることが必要なのです。これは、心理的にとてつもない苦しみとなるでしょう。変化には精神的苦痛を伴う。40歳になって自分を作りかえるというチャレンジをする。そして、それが終われば、50歳になって、また自分を作り替えるというチャレンジが必要になる。60歳になっても、また自己変革が必要となったらどうであろうか。

テクノロジーの進化は速く、人類を置き去りにしていく可能性があるのだ。一つのことをやり遂げるという昔の価値観ではもはや対応できなくなるのです。人生の中で何度も自己変革を行うというチャレンジが必要なとき、強靭な精神力やEQ(心の知能指数)が大切になってくる。

人類の大きな過渡期に重要なことは、変化にあらがうのではなく、変化を前向きに受け入れられる心の器をどうやって築いていくかである。

古い時代の価値観を捨て、未来像に沿った価値観へとシフトしていくことがこれからの時代に求められているです。

“どのような価値観で未来に進みますか?”

最後までお読み頂き、ありがとうこざいます。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

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