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№111【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『例の質問攻め』

わが家は共済保険を利用しており「え? こんな小さなケガでも保険っておりるの?」と思ったのでより一層身近な存在になった。

今年の3月に確定申告の書類を作るとき病院の領収書整理。その流れで申請をしようと、スーパーにある保険の窓口に行った。買い物ついでに申請ができる。これは主婦にとってはありがたい。
ワタクシ領収書に症状をメモをしておいたので、それを見ながら窓口のお姉さんと1つずつ確認していく。
「去年、ダンナがトゲトゲのある魚を踏んで通院しました」
と、窓口のお姉さんに伝えたら
「あ~お気の毒・・・。それは自宅ですか?」
と聞き返された。
魚を自宅で踏む。それはなかなかレアな状態だと思いつつ
「海水浴中に」
と答える。終始和やかな感じで、どこで?体のどの部分が?どうなったの?と質問攻めにあった。

ところが2件目、3件目と事情徴収されているうちに、ワタクシだんだんお気の毒の気分がぶっ飛んだ。

「子供が不意に飛びついてきて、キャッチし損ねて腰を捻った」
「子供が転びそうになったので、助けようとしたら足が肉離れ」
「頭を障子に強打」

なんと、ダンナはこの4年間に4件のケガ通院をしていた。その中でも意味が分からなかったのが障子で強打。ひょーっ!

ダンナはお世話になる病院がいつも同じで、だいたい松葉杖を借りて湿布と鎮痛剤を貰って帰るパターン。
「そうそう、このパターンが続くからマイ松葉づえを購入したよね」
そんなことまでうっすら思い出した。
病院には行ってないけれど、本当はケガはもっとあったハズ。あまりの不注意さにワタクシややあきれ気味。


ところが最後の領収書に書かれた「つき指」というメモを見て、ワタクシメッチャ恥ずかしくなった。
「これ・・・ワタクシだ」
人生でトップ3に入るひどい突き指をしたのを思い出した。それもダンナが肉離れしたのとほぼ同じタイミングで。

「どんな状況だったんですか? それはどんな風に?」
窓口のお姉さんの例の質問攻めに今日イチ、口ごもった。

・・・ワタクシの方が教えて欲しいんですけど! ふつうまな板までの距離を間違える?

その対策には魔法のメガネがいる? もっとそーっと動く慎重さ? それともいっそのこと料理を作らないとか?

でもこれは、どう考えてもダンナがまた病院行き?と呆れたバチとしか思えない。

お陰でたった5枚の保険の申請のために、まだ午前中だというのにワタクシの体力は根こそぎ持って行かれた。
この手の請求はまとめてやるものではないなと、強く強く反省。

とほほ。






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