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よし、走るとすっか <君が夏を走らせる>

君が夏を走らせる 著者:瀬尾まいこさん

5月ですが、だんだん夏のような暑さになってきましたね。
タイトルにひかれてではないですが、瀬尾まいこさんの本の紹介ですー

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16歳で高校2年の太田君はお世話になっている先輩から夏休みの間、
1歳10ケ月の鈴香ちゃんの面倒を依頼され、想像もしなかった日々が始まる。

引き受けてはみたものの葛藤や戸惑い、それが次第に意欲と責任が芽生えて
行動が変わっていく。
1ケ月ほどの時間が与えてくれたもの。
これが自分?
充実感を覚えつつ、ついに最終日がやってくる・・・

鈴香ちゃんがよく発する言葉「ぶんぶー」に振り回されて悪戦苦闘。
だが、若さと体力が自慢の太田君。
料理、公園デビュー、そして同級生とのかかわりで
自分以外の誰かのために行動することに目覚めていくストーリ―。

鈴香ちゃんとの会話は育児の大変さを物語る大事な要素であると

同時にある日、やんちゃな中学生時代の上原先生にばったり会い、その場の勢いで中学生たちと3キロのタイムトライアルをして
走り終わった後に太田君が先生に
「たまに練習見に行こうか」と言った後の先生の言葉がグッとくる。

太田君が走るのは、今まで通ってきた場所じゃなくて
これから先にあるってこと。まだ16歳なんだもん。
わざわざ振り返らなくたって、たくさんのフィールドが太田君を待ってるよ」

中学生時代、また陸上部でもいろいろあった太田君。
その話はここでは省略だが、未来に送り出す先生の言葉に太田君は?!

まっすぐな若さにくすぐったくもあり、なぜかカルピスが飲みたくなったー😋



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