与える人になりなさい　著者：大山晧生（こうき）さん

なんて、純粋な人なのでしょう！

ダイワスーパーの社長である渾身の一作、それは見事に大山さんの人柄を十二分に表しています。

尊敬するおじいさんから聞いた言葉の数々を素直に受け止め、仲間を次々と引き寄せ、大好きな家族と共に次々とアイディアを打ち出す様子は一段ずつ階段を上っているというより、まるで三段跳びで駆け上がっているようでもあります。

それはまるで順調に駆け上がっているようでもありますが、いやいやそうではありません。大山社長にも困難なことは訪れます。

東京の中目黒に進出した際、当時、名が知れていなかったフルーツサンドがまったく売れなかったことが触れられています。これは大きな危機であるにもかかわらず、心を込めて作ったものを人の手に渡していきたいという一心で歩行者に無料で配ったとのこと。

ええっ、無料で？？？😲

本書を読む前に私はテレビでこの事実を知ったのですが、商品を安くするというのがまず考えませんか？
しかし大山社長は、残ってしまうより、配ってしまうことを選択するのです。

困難なことではあるのに、与えられた宿題のようにこなしてしまうのは、大山社長の人望と、唯一無二であるおじいさんの存在でしょう。

その他にも、もっと書きたいことはたくさんありますが、そこをぐっと抑えつつ、これだけは伝えたい！

ダイワスーパーさんの後を追うように、世の中では様々なフルーツサンドが販売されていますが、大山社長は常に先へ、先へと進んでいます。

著名な経営者たちとの接点も含め、これからなにが出てくるか楽しみにしながら応援したいと感じる1冊でした。

本書は、期間限定で「noteすばる舎」さんで一部無料公開されているとのこと。ぜひ、ご覧ください～😸✨